東京・代々木公園 原発なくせ!17万人が結集
2012年 07月 18日
東電福島原発事故から1年4ヶ月、収束どころか未だにメルトダウンした核燃料や使用済核燃料の冷却スラ間々ならない状況が続いています。高濃度汚染水が格納容器の下に大量にたまって、もれ続けるなど放射能汚染もまだ続いています。
レベル7の過酷事故の原因も究明されていないのに、根拠のない新たな安全神話をばらまきながら、野田内閣は福井県の関西電力の大飯原発の再稼働を強行し、全国の停止中の49基の再稼働もねらっています。
原発利益共同体を代表する財界の総本山・経団連と核燃料の約80パーセントを輸出しているアメリカの圧力に屈した野田内閣の国民の安全や命を軽視する姿勢は絶対に許せません。
毎週金曜日には、「原発なくせ」と声をあげる多くの国民が首相官邸の周りを20万人が取り囲んでいるそうです。
17日の代々木公園は原発事故以来最大の17万人が結集した抗議集会となりました。私も、医療生協・民商・教職員組合・学生・劇団員・女性団体・労働組合・無党派の市民など約150人の方々とともに大型バス3台で駆けつけました。
炎天の立錐の余地もない代々木公園の会場で、原発の再稼働に抗議し、原発ゼロを求める一点で、17万人の参加者が心を一つにした集会とデモ行進でした。
人間の命を粗末にする政治を許せません!知識人の良心の叫びに共感
大江健三郎・内橋克人・落合恵子・澤地久枝・瀬戸内寂聴・坂本隆一氏らの訴えに共感し、新宿駅までのデモ行進も疲れを感じませんでした。
ドイツやイタリアのように、原発を期限を切って廃止する国家的決断を強く求めて行きたいと思いました。
会場に激励に駆けつけた志位和夫共産党委員長の姿を見かけましたが、大企業から1円も政治献金を受け
取らない日本共産党の国政での躍進こそ、原発ゼロの決断を迫る大きな力になることを、多くの国民に理解してほしいと強く感じました。