日本共産党前橋市議会議員 長谷川薫  【年齢 66歳】 現在・5期・携帯・090-1534-5061・自宅~前橋市南橘町15-5・お困りごとや行政への要望などありましたら、お気軽にご連絡下さい。


by hasegawakaoru

市民が願う方式で全市デマンド交通の社会実験を!

タクシー助成制度ではなく、交通弱者の要望に答えた低料金のデマンド交通を

5日の市議会総括質問で、市内富士見町の住民を対象に、来年3月から2ヶ月間行なう市の全市デマンドバスの社会実験の実施計画内容の変更を求めました。

 【市の計画の概要】
 
1、運行形態~一般乗用方式によるデマンド型相乗りタクシー(一般のタクシーを利用して、デマンドタクシーを表示するマグネット式の表示を付けて運行)

2、対象者~事前登録制(75才以上の高齢者、65歳以上の運転免許証のない方、登録者の付添い人3人まで)

3、運賃~タクシー料金から市の助成額500円(1人1運行、1日1人2回まで、相乗りした場合も助成金を支払う)

4、実験エリア~富士見町から市の中心部(本庁管内~日赤・群馬大学病院・市役所・前橋駅・元気21・けやきウォークなど)

5、ドアツードア方式~自宅から目的地

6、運行日・時間~毎日・午前7時から午後6時まで

7、予約時間~午前9時から午後6時まで

 【総括質問は以下のとおりです】

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 ①るんるんバスの運行改善を求めた住民運動に答えて、市当局が富士見町のデマンド方式の乗り合いバスの本格運行を開始されたことを、多くの富士見町の住民が歓迎しております。同時に、さらに一歩進めて群馬大学病院や日赤病院など区域外への運行を強く願っております。
 また、旧市に暮らす多くの市民も、1日も早く全市デマンド交通の運行実現を願っております。

 ところが、今回、来年3月から富士見町の住民を対象に実施する全市デマンド交通の社会実験の内容を見ると、残念ながら期待はずれという印象を多くの住民がいだいております。社会実験は、タクシー利用者に一回一人当たり500円を助成する制度となっております。

 私ども党市議団は、太田市や長野県安曇野市のデマンドバスを詳しく調査したほか、全国のデマンドバスの運行状況を調査しましたが、今回の市当局が具体化した社会実験は、デマンド交通とはとても分類できない運行方式でタクシー助成制度、だと思います。

 いまでも、車の運転ができず、家族や知人の送迎支援も受けられない高齢者は、止むを得ず、通院などで費用のかさむタクシーを利用しております。たとえば日常的にタクシーで日赤病院まで通院している高齢者は、「病院窓口で支払う医療費よりも高い、片道3千円・5千円のタクシー代の経済的負担を軽減して欲しい」、「低料金で安心していつでも利用できる公共交通を実現して欲しい」と要望しておられます。

 今回の社会実験の計画は、こうした切実な高齢者・交通弱者の願いには十分答えていない運行形態だからこそ、「期待はずれ」という感想が多くの方から出されているのです。当局は、単独利用で複数年の相乗りを勧めると思いますが、登録される高齢者は通院目的が多いと思います。そうなると、同じ病院でも受診科も受診時間もまちまちで相乗りは相当困難になるのではないでしょうか。

 私は、やはり、たとえば、均一料金若しくは上限を1,000円程度にしたエリア別の距離別料金制とし、委託する事業者には、住民の利用実績に応じて委託費若しくは助成金を支払う社会実験の方式にすべきだと思います。再検討すべきだと思いますが、いかがでしょうか。

 ② 市長は、市長選挙で「2百円で利用できる全市フルデマンド方式の乗り合いバスを運行する」と公約されました。この公約を実行するためには、委託するタクシー事業者に、デマンドバスを運行しても大きな収益減少とならないように、十分委託費を予算化することが必要だと思います。
現在、本市がバス路線維持事業として代替バスの運行委託および赤字路線の運行補助の予算はわずか年間約3億円です。道路建設や公園整備予算と比較しても多くはない、むしろ少ないのではないでしょうか。

 超高齢化社会の到来を目前にした、交通弱者支援にお金を惜しむべきではありません。タクシー助成制度でお茶を濁すのではなく、福祉施策として、まちづくりの施策として、交通弱者を支援する本格的なドアツードアー方式の低料金のデマンド交通を実現するためには、思い切った予算措置を決断すべきです。バス事業者やタクシー事業者と再度、話し合いの場を作り、市長のイニシアチブを発揮すべきだと思いますが。見解を。

 市長答弁~タクシー事業者との折り合いをつけなければ社会実験はできず、まず具体化したこの計画で実施て,結果を総括して、本格運行を検討したい。この計画で実施したい。

【提言】
 交通弱者支援策は、明らかに福祉施策です。一見、お金がかかる事業のように思われますが、高齢者がお金の心配をすることなく病院に通い、買物をできるようにすることは、病気の慢性化や重症化を防ぎ、家に閉じこもることなく社会生活を営めることとなり、医療や介護保険財政の負担の増大を防ぐとともに、生活の不安が少なくなり、その分心の余裕と、健全な消費を拡大し、地域経済を活性化させるなどの大きな波及効果が生まれます。
誰もが老いても病んでも、安心して暮らせる社会をめざし、社会保障の充実とともに、公共交通のいっそうの利便性の向上と生活支援に結びつくよう、関係事業者と知恵を絞る努力を重ねていただくよう指摘・要望して質問を終わります。
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by hasegawakaoru | 2013-12-06 09:46