日本共産党前橋市議会議員 長谷川薫  【年齢 66歳】 現在・5期・携帯・090-1534-5061・自宅~前橋市南橘町15-5・お困りごとや行政への要望などありましたら、お気軽にご連絡下さい。


by hasegawakaoru

交通弱者支援の全市域デマンド交通の早期運行を!

タクシー料金助成制度ではなく、低額固定料金で全市域運行を!

 3月議会で全市域デマンド交通の早期実現を求めました。「高齢者などの交通弱者対象の全市デマンド交通の早期実現は、市民の切実な願い。タクシー運賃の一部助成制度に狭めず、乗車距離の長短に関わらず300円程度の低料金で利用できる電話で呼び出して目的地に行ける全市域デマンド交通の運行を一刻も早く実現すべき。国が進める『地方創生』の対象事業でもあり、国や県に積極的に財政支援を求め、事業委託するタクシー事業者への十分な委託費を予算計上すべき。年間69億円の区画整理事業などの公共事業予算と比べて、赤字バス路線維持予算は年間3億円余り。公共交通維持のための予算は少ない。高齢化社会が進行し、バス停留所まで歩けず通院や買い物もままならない高齢者が急増している。タクシー代が高齢者の家計を苦しめている。全市デマンド交通運行の予算を増額し、委託するタクシー事業者への事業予算を十分確保しすることは、タクシー業界への大きな経営支援策ともなる。早期運行を」と質問しました。

 市長はこれまで通り、「タクシー料金助成方式で運行する」と答弁し、政策部長も「利用者に距離に応じた負担をしてもらう。低額固定料金は市の財政負担が大きくなる」と答弁しました。
 私は「すでに富士見や総社・元総社などの社会実験で、相乗り一人五百円や単独乗車千円の助成では運賃の負担が重すぎて利用が広がらない。通院の相乗りは困難。事業予算を増額して低料金で利用できる運行方式にすべき。病院への早期受診で重症化が抑制され、外出が広がれば高齢者が元気になって介護や医療の負担も減り、市全体の財政支出は増えないのではないか。暮らしを支える公共交通に思い切って予算支出を」と求めました。

人口6万6千人の岡山県総社市では、運賃300円で全市デマンド交通を運行

 私は21日、教育福祉常任委員会の先進地視察で岡山県の倉敷市に隣接する総社市(人口6万6千人)を訪れて、全市域デマンド交通の運行状況を学んできました。
 市民が希望する場所から場所(停留所なし)へ距離に関係なく1人1乗車300円(小学生障害者や要介護・要支援者は200円・未就学者は無料)で送迎する予約型で乗合方式のデマンド交通「雪舟くん」(室町時代の同市出身の水墨画家の僧侶の名前が由来)が2011年(平成23年)4月1日から運行を開始しています。8人ないし5人定員の車両9台で市内全域をカバーしています。運行は、委託を受けたバス・タクシー事業者が行っていました。
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市内事業者も利用拡大を支援

 利用希望者は交通弱者に限定せず、事前登録すれば市民すべてが利用できるようになっています。利用者は徐々に増え、2013年(平成25年)6月には目標としていた「雪舟くん」一日平均利用者250人を突破。買い物や通院などの外出で、市民の身近な交通手段として定着してきていいます。市内の事業所は、待合所の設置や予約の代行などで運行を支援。たとえば、おかやまコープは「雪舟くん」で来店し購入した商品を、その日のうちに自宅へ無料配送するサービスを開始し、月に1回、「雪舟くん」利用で来店の方にお買い物券(100円×3)を進呈しています。新しい公共交通のモデルとして全国の自治体からも注目されています。デマンド交通の運行に合わせて、市民合意で路線バスの昼間の本数を減らしたり、巡回バスの一部廃止などが行われましたが、前橋市がめざすようなタクシー料金助成制度にはしていません。大いに学ぶべきです。
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by hasegawakaoru | 2015-05-27 17:28 | 市議会活動報告