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日本共産党前橋市議会議員 長谷川薫  【年齢 70歳】 現在・6期・携帯・090-1534-5061・自宅~前橋市南橘町15-5・お困りごとや行政への要望などありましたら、お気軽にご連絡下さい。


by hasegawakaoru

「大規模な木質バイオマス発電は環境汚染が不安」・・近隣住民が市に陳情

関電工が赤城山麓・市内宮城地区に建設計画

 東電福島原発事故を教訓に、今、安全性と相いれない危険な原発に代わるクリーンな自然エネルギーの拡大が強く求められています。このような中、太陽光発電の普及は目覚ましいものがあります。
 しかし、エネルギーの地産地消の観点を貫かず、発電規模を大きくし過ぎると、逆に施設周辺の大気汚染などの環境汚染の心配が出てきます。
 このような中、市内の宮城地区の電力中央研究所から買い取った土地に、㈱関電工が建設計画している巨大な木質バイオマス発電施設に、近隣住民が反対運動を強めています。明らかにされている発電所は、近県から年間8万トンもの間伐材などを集めて24時間連続的に焼却し、一般家庭の7700軒分の発電(出力6700kw)を目指しています。
 近隣住民は、「東電原発事故で汚染された原木焼却による放射能汚染や地下水の大量くみ上げによる影響、山林の荒廃、建築廃材の利用による大気汚染など」の影響を心配しています。
 たとえ自然エネルギーでも、利益優先で環境保全を配慮しない発電を住民が心配するのは当然です。的確な行政指導が求められます。

 住民が計画の撤回を求めて市に陳情
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 7月16日、「赤城南麓の環境と木質バイオマス発電を考える会」が前橋市に(株)関電工が計画しているバイオマス発電所の建設計画の白紙撤回を求める陳情書を提出しました。住民は「関電工から十分な説明がない。大気汚染・地下水の汚染や枯渇・騒音・交通事故の不安・景観破壊などについて不安がある。群馬県の木を有効活用してほしいという思いはあるが、あまりにも規模が大きすぎる。放射能に汚染された原木などが燃やされるのではないか。建設廃材などの産業廃棄物が焼却されるのではないか」などの意見が参加者から出され市としての指導を求めました。
 対応した細野副市長などは、「開発許可申請や施設の建設にかかわる確認申請が出されれば、厳正に審査する」「産業廃棄物の処理施設ではないので、関電工に環境影響評価を求めない」「関電工が地元住民に丁寧な説明をするように話したい。(行政指導したい)」と述べました。
 共産党市議団4人全員が同席して陳情を見守り、副市長や環境部長には「自然エネルギーといえども、住民にとっては大規模な火力発電所と間伐材などを大量に粉砕する施設が、住宅地のそばに建設されることは当然住民にとっては不安であるので、市としても平穏な市民生活と健康を守るために、関電工への行政指導を十分行ってほしい」と提言しました。
by hasegawakaoru | 2015-07-17 17:27 | 市議会活動報告