前橋市が「タクシー利用者助成制度」を来年1月から開始
2015年 08月 19日
日本共産党前橋市議団は高齢者の通院や買い物の足を確保するための、全市域のデマンドバスの運行を強く求めてきました。
市交通政策課は、富士見地区、総社・元総社地区、上・下川渕地区での社会実験を踏まえて、以下の通り、事前登録者が前橋市内事業者のタクシーを利用した場合に、市がその運賃の一部を助成する事業の実施を決めました。
●実施地区
前橋市全域(乗車地・降車地のどちらかが前橋市内の運行も支援対象。ドア・ツー・ドア)
●運行開始・時間
平成28年1月23日から午前7時~午後6時
●利用登録対象者(前橋市民)
A・75歳以上の方
B・65歳以上で運転免許証のない方
C・障害者・介護認定者・難病患者・妊産婦
●支援内容
・登録者が一人で乗車~タクシー運賃が2,000円までの場合タクシー運賃の半額を支援.2000円を超える場合は一律1000円を支援。
・登録者が複数で乗車~一人につき最大500円を支援。
※一人1日2回(1往復)まで利用可能。一人年間120回(60往復)
低額固定料金による全市域デマンド交通実現に向けての改善を
市が決めた制度は交通弱者支援で一歩前進ですが、富士見や大胡・宮城・粕川地域で運行している200円で距離に関係なく運行しているデマンドバスとは異なります。タクシーを利用した交通弱者への補助制度です。『200円程度の低料金で利用できるデマンドバス運行』は市長の公約です。共産党市議団は、もっと利用者の負担が軽くなる制度改善を求めます。