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日本共産党前橋市議会議員 長谷川薫  【年齢 70歳】 現在・6期・携帯・090-1534-5061・自宅~前橋市南橘町15-5・お困りごとや行政への要望などありましたら、お気軽にご連絡下さい。


by hasegawakaoru

(株)関電工の木質バイオマス発電の住民説明会で反対意見続出

東電福島原発事故で放射能汚染された間伐材を燃料にした木質バイオマス発電は白紙撤回に!
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 20日の午前、市内鼻毛石町の東部商工会の会議室で、(株)関電工主催の第2回目の木質バイオマス発電所新設に対する住民説明会が開催されました。
 説明会には、隣接する赤城ビュータウンや前橋市内各所から約150人の住民などが参加しました。共産党からは、酒井宏明県議や党市議団4人が全員参加しました。
 最初に、関電工から事業計画の概要説明があり、燃料チップ製造所や発電所のプラントの説明と合わせて、振動や騒音、さらには放射性物質による汚染防止対策などをの説明がありました。【上の写真】
 これに対して、参加した住民からは、▼東電福島原発事故によって放射能に汚染された間伐材を県内を中心に年間8万トンも集めてチップ化し燃料にすれば、焼却によって濃縮し、バグフィルターで捕捉できなければ、大気中に煙突から放出されて二次汚染を引き起こす恐れがある。▼燃料とするチップの水分を取り除くために油圧で圧縮する装置があるが、水分とともに放射性物質が溶け出すと思う。その処理水をアルプスなどの放射性物質除去装置を付けずに地下浸透すれば、地下水汚染を引き起こす恐れがある。▼そもそも建設予定地は、赤城山麓の観光地域で、ドイツ村、千本桜、フラワーパークなどの集客施設や観光農園などが集積している。このような場所に巨大なバイオマス発電を立地させる発想そのものが問題。▼前橋市が開発許可を出したとはいえ、これほど住民が環境汚染を心配しているのだから、前橋市の関係当局を参加させて。住民の不安に寄り添うべきなのになぜ、関電工は前橋市への説明会への同席を求めないのか。▼発電所の影響は前橋市内全体に及ぶにもかかわらず、隣接住民だけを対象に説明会を開催して良しとする関電工の姿勢は問題だ。▼住民の納得のないまま工事を開始せず、当面計画を凍結すべき・・・・など1時間半の質疑応答をしました。【下の写真】
 しかし関電工は、住民の質問に十分答えないまま、環境保全に留意し、安全性を確保すると十分な根拠を示さないまま繰り返すとともに、3月から計画通り建屋や発電施設の建設工事を開始し、平成29年6月には竣工しバイオマス発電を稼働させると強弁しました。
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 住民の強い不安に寄り添おうとせず、「民間企業が行う事業だから違法性がない限り口出しできない」という群馬県や前橋市の姿勢は問題です。また、売電収益による採算性ありとの立場で、住民の不安に答えないまま建設を推進する関電工の企業体質は大変問題だと思います。
 これからも、東京電力の下請け会社。関電工の問題だらけの木質バイオマス発電事業計画を凍結し白紙撤回するために多くの住民とともに声を上げていきたいと思います。
by hasegawakaoru | 2015-12-20 17:57 | 近況報告