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日本共産党前橋市議会議員 長谷川薫  【年齢 70歳】 現在・6期・携帯・090-1534-5061・自宅~前橋市南橘町15-5・お困りごとや行政への要望などありましたら、お気軽にご連絡下さい。


by hasegawakaoru

市議選公約~特養老人ホームの増設で待機者解消を!

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現在、入所待機者は1086人

 市内の特別養護老人ホームの入所待機者は、今年5月1日現在で1086人。入所基準が要介護3以上とされたため、昨年より待機者が146人減。それでも、「何年待っても入れない」深刻な事態が続いています。
 特養には、一人暮らし高齢者、家族の介護者が高齢者、病院や他の施設から退所を求められている、認知症が進み、一日中ベッドで過ごし、自分では身動きできず全て介助が必要などの理由から入所を申し込んでいるが、ベッドが空かないために入所できずに待機させられている高齢者で、市としても、「特に入所の必要性が高いと判断される人」が待機者の3割、359人に及んでいます。
 
3年間で250の増床計画では少なすぎる

 共産党市議団が今実施している、『くらしと市政のアンケート」でも、「認知症を発症している独居の父親が特養に申し込んでいるが、いつになったら入れるのかわからない…」、「80歳代の一人暮らしの実の母を、仕事が終わって介護に駆けつけている。いつまで入所を待てばよいのか。身も心もボロボロです」「長期療養型の病院に入院している寝たきりで経管栄養の母親が、退院を求められている。どうすればよいのか」「高齢者を2人抱え、介護する自分も健康に不安を抱えている。特養を申し込んだが、施設職員から『100人以上お待ちです』と言われ、絶望的な気持ちになった」など、一刻も早く特養老人ホームに入れて欲しいという市民の願いは本当に切実です。
 前橋市の来年までの3年間の第6期介護保険事業計画では、特養の増設は、わずか250床。これでは待機者解消には程遠い状況です。

緊急増設計画の具体化を 

 市当局は「待機者がいるから特養施設をつくるとなるとコストがかさみ、介護保険給付費や介護保険料の大幅アップにつながる」と述べ、増設に消極的です。
 市の立場は、政府の社会保障費の自然増抑制路線への追随です。高齢化が進む今こそ、有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅と比較しても、入所費用が比較的安く、24時間の手厚い介護を受けられる特養ホームの増設は市民の切実な願いです。特養の職員配置基準は、入所高齢者3人に対して最低でも看護職員もしくは介護職1人を配置することが求められており、リハビリの専門職員も含めて介護職員体制が厚く、食事介助や入浴・排泄、日常生活における生活支援、リハビリ、レクリエーションを通した機能訓練など介護サービス等で施設と比べても他の施設と比べても充実しています。市民の苦難軽減の立場に立って国に特養増設の必要性と施設整備と事業運営にかかる費用など財源保証の要望を上げるとともに、予想される給付費の支出増には一般財政繰り入れを決断して、保険料の引き上げを抑制すべきです、今こそ市当局は、特養ホームの待機者ゼロを正面に据えた緊急増床計画を直ちに明らかにすべきです。
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by hasegawakaoru | 2016-11-29 18:23 | 市議会活動報告