日本共産党前橋市議会議員 長谷川薫  【年齢 66歳】 現在・5期・携帯・090-1534-5061・自宅~前橋市南橘町15-5・お困りごとや行政への要望などありましたら、お気軽にご連絡下さい。


by hasegawakaoru

莫大な費用ががかる路面電車よりも、くらし・福祉・教育優先に

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財政的根拠も示さず「市内各所に路面電車を走らせる」と公約した山本市長のLRT構想が破綻

 交通弱者支援のマイバスの増設やマイタク・デマンドバスの改善を急げ
 
 高齢者が急増する中で、通院や買い物など生活の足を確保する公共交通の充実は急務の課題です。
 共産党市議団は、①100円で乗れる循環バス・マイバスを、現在の東西南北の4路線だけではなく、路線バスが運行されていない南橘地区や芳賀地区など交通不便地域に新規に路線を増設すること、②タクシー運賃助成制度のマイタクは、長距離を利用すると利用者負担が重すぎるので、交通弱者支援策としての役割を強めるため、距離に関係なく片道500円程度の低額固定料金に改善すること、③旧勢多郡を運行しているデマンドバスの「ふるさとバス」や「るんるんバス」は、停留所方式ではなく自宅まで送迎するドア・ツー・ドア方式に改善するとともに、運賃は維持して運行区域を旧市内の病院などにも拡大すること等の改善を求めています。いずれも、予算を確保すれば実現できる市民要望です。

昨年2月の市長選挙・山本市長は財政の根拠も示さずLRT路面電車構想を公約の目玉に

 昨年の2月の市長選挙で山本市長は、JR前橋駅と上電中央前橋駅の900㍍の間に路面電車を走らせるとともに、県庁・市役所・朝倉町に移転する日赤病院までなど市内のいたるところに路面電車を走らせます」と公約しました。
 共産党市議団は「LRT・低床式路面車の有効性は否定しないが、実際に整備し運行するためには莫大な財政投入を余儀なくされる。当面は他の公共交通を改善充実し、不足する特別養護老人ホームの増設や高すぎる介護保険料や国保税の引き下げ、学校給食費の無料化や第2子保育料の無料化、小中全学年の30人学級の実現などの子育て支援策を優先すべき」と主張しました。

「あまりにも費用がかかり過ぎる」と構想を市長が事実上断念

 このような中、前橋市が民間機関に委託して実施した上毛電鉄への路面電車(LRT)導入の可能性を探る調査の結果が8日に開いた、前橋・桐生・みどりの三市でつくる「上電沿線市連絡協議会」で公表されました。JR前橋駅と上電・中央前橋駅間など3パターンの区間で費用などを試算したところ、道幅を広げるための用地買収や移転補償費で費用が膨らみ整備費は118億〜239億円もかかることが判明。LRTを走らせた場合の年間運営費(ランニングコスト)も上電が現在負担する約五億七千万円を大きく上回りました。その運営費をまかなうには乗客数も現状の約1・2~1・7倍増やす必要があると判明しました。上電の最近の利用者数は一日あたり四千三百十人。採算を確保するために必要な乗客数は一日で五千三百~七千四百人と計算されました。人口減を見込み県は約二十年後、乗客は三千六百人まで落ち込むと推計しており、達成は極めて困難です。これらの重いコスト負担などから会長を務める山本市長は「上電の存続に向けてLRTありきではなく、あらゆる可能性を検討しなければならないと」と述べ、現時点での導入を事実上断念し、中長期的な戦略と位置づけ直しました。
 市長はLRT導入で前橋の街のイメージアップを図り、移住や定住を促したい思惑がありましたが、費用対効果を冷静に考えれば、マイタクなど他の公共交通の充実策を検討すべきです。『わずか900㍍の路面電車整備に120億円以上もの税金をかける過剰投資ではなく、福祉や教育の充実策を優先すべき』という共産党市議団の指摘は当然であったと思います。
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by hasegawakaoru | 2017-05-25 12:44 | 市議会活動報告