日本共産党前橋市議会議員 長谷川薫  【年齢 66歳】 現在・5期・携帯・090-1534-5061・自宅~前橋市南橘町15-5・お困りごとや行政への要望などありましたら、お気軽にご連絡下さい。


by hasegawakaoru

税滞納者への生活再建支援に全力を上げる滋賀県野洲市を視察

前橋市は税金滞納者の生活実態を十分把握しないまま、給与や年金を狙い撃ちにして年間1万件を超える差押え

 共産党市議団は7月5日、全国的にも知られた滋賀県野洲(やす)市の生活困窮者支援策について、現地に行って視察調査しました。
 前橋市は、税滞納者への過酷な取り立てを行っており、給与や年金が振り込まれた預金口座を狙い撃ちにした差押えは年間1万件を超えています。憲法25条の生存権を脅かす滞納整理は許せません。違法・脱法的な差押えをやめさせるためにも、野洲市の生活支援策は大いに学ぶべき点がありましたので報告します。

市民を追い込むような滞納整理はせずに、市が連携し生活再建を暖かく支援

e0260114_14333883.jpg 人口5万人の野洲市の生活困窮者への総合支援策と窓口相談事業は、多重債務や税金滞納などの相談事例から、その世帯が抱える困難を見つけ、様々な角度からの支援を組み合わせて自立支援を行っていく取り組みとして発展しています。
 その主体となっている市民生活相談課は、平成11年から消費生活相談をベースに、ワンストップで市民の相談を受け付け、現在では「市民相談」「消費生活相談」「法律相談」「税務相談」「行政相談」「就労相談」「生活困窮相談 自立相談支援、家計相談支援、学習支援の各事業」などの広範囲の仕事を他部署、地域の弁護士、司法書士、ハローワーク等との連携を取りながら取り組んでいます。スタッフは課長を含む正職員5人、嘱託職員3人、臨時職員1人の体制です。
 特徴的な取り組みとして、「就労相談・やすワーク」は、市役所内にハローワークの施設を設置し、就労支援と市役所の生活支援を一体的に提供し、よりよい就労をめざす取り組みを行なっています。また、税金滞納の市民に対しては、「払え払えでは問題は解決しない」「税の滞納は生活状況のシグナル」「ようこそ滞納していただきました」「生活困窮に陥る滞納整理から、生活再建型滞納整理へ」という観点に立って、「税の滞納」という市民の状況から、「どれだけの問題を抱えているのだろうか?」「市役所には命と暮らしを守り支える制度が整っている」と相談者に優しく寄り添い、「おせっかい精神」を合言葉にして、抱えている問題や悩みを引き出し、トータルで解決していくために、各セクションとの連携を取っています。 
 心構えとして市長を先頭に「市民生活を壊してまでは滞納税の回収はしない」「滞納を市民生活支援のきっかけにする」という立場を貫いていました。平成28年度の差押え件数は102件700万円にとどめていますが、国保税の現年分の収納率は94・58%、市税の収納率は96・82%で、前橋市と比べても決して低くはありません。「一時的に差押えで税収を増やしても、生活困窮が原因になって病気になったり破産したりして生活保護世帯になれば、市の扶助費や医療給付費などの財政支出が増えてしまう」と述べ、長期的視野で総合的な生活支援の重要性を指摘しています。市民の抱えているいくつもの問題を、一つ一つ解決するために各課を回らせるのではなく、職員が市民相談課に集まって対応する姿勢を貫いているそうです。職員は、「生活上の様々な困難を解決すれば市民も喜び市政への信頼が深まる。それを誇りにする職員は仕事のやりがいを感ずることができる。安らぎと賑わいをもたらすまちづくりにもつながり、近江商人の言葉で言えば『3方よし』です」と述べていました。
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by hasegawakaoru | 2017-07-12 14:38 | 市議会活動報告