日本の侵略戦争の事実を直視しよう!
2017年 08月 31日
先日、「前橋に平和資料館設立をめざす会」が主催し三河町のレンガ蔵で毎年開いている戦争の悲惨さを伝え平和の大切さを学び合う集いに立ち寄った。わずかな時間だったが、展示された前橋空襲の記録や写真、実際に戦場で持ち歩いた軍隊手帳や武運長久を願って寄せ書きした日の丸などを見た。また、歴史研究家の岩根先生から日本軍による南京大虐殺事件の資料もいただいた。今も、昭和12年に日本陸軍が中国の南京で非戦闘員の婦女子なども含め20万人もの中国人を虐殺した事実を政府は正式に認めていない。
今年の夏は、7万人以上の若者が餓死した無謀なインール作戦(上の写真)、約3千人の中国人捕虜を人体実験で殺した731部隊(下の写真)や日本中を無差別空襲した米軍を告発するなどのNHKの意欲的な番組があった。安倍自公政権が、憲法9条を改悪し、再び海外で戦争をする国づくりを狙っている今こそ、多くの国民が加害も被害も含め日本の侵略戦争の歴史の事実を直視し、戦争の悲惨さと平和の尊さをかみしめることが今こそ重要だ。