広瀬川河畔に景観形成重点地区を指定
2017年 09月 05日
臨江閣のすぐ北の石川橋から柳橋・厩橋の間も重点地区に指定し景観を保全すべき!
中心市街地を流れる広瀬川は、赤城山と並んで前橋市のかけがえのない観光資源です。広瀬川沿いの美しい景観を守るために、前橋市景観条例に基づく景観形成重点地区に指定する議案が、30日開催の都市計画審議会に市長から諮問されました。指定地区は広瀬川にかかる国道17号の厩橋から上電中央前橋前の久留万橋までの間で、指定されれば建築物や屋外広告物のルールに基づく規制が行われ、建設や設置には前橋市への届出が求められます。ルール違反に対しては勧告や変更命令が求められ従わない場合には罰則も課せられます。大規模な建築物等については市との事前協議も必要となります。
私は基本的に指定に賛成をしながらも、「広瀬川の景観を守るためには、臨江閣からすぐ北の石川橋と柳橋、厩橋に渡る間も指定すべき。特に平和町と大手町をつなぐ石川橋は大正期のロマンが漂う景観が保たれている箇所。柳橋から厩橋の間は遊歩道もすでに整備されている。建築制限がかかる重点地区にすべて指定して、臨江閣から柳住吉町の柳橋までの遊歩道を早期に整備すべき。民間の乱開発が進めば景観が破壊される。指定地域の拡大を早期に検討すべき」と求めました。
蓑輪都市計画部長は「中心街の回遊性を確保するための遊歩道の整備は必要。今後整備計画と合わせて重点区域の拡大を検討したい」という消極的答弁をしました。