市営住宅の空き戸数が2割にも達する!
2017年 09月 05日
予算を増額し、修繕を促進して空き戸数の解消を
前橋市の市営住宅の管理戸数は約5300戸。その2割の1000戸以上が空き家となっている。住宅のセフティーネットとしての役割を果たすべき市営住宅の現状は解決すべき重要課題だ。中心市街地からバスで20ぷ運程度の利便性の比較的良い南橘団地は664戸あるが、空き戸数が3割の200戸、木造の除却予定の60戸を差し引いても140戸もの空き部屋がある。郊外に立地し交通の利便性が悪い芳賀や江木団地などは4割も空いている。
今、南橘団地に3棟目のデラックスな市営住宅が建設され、ほぼ完成に近づいているが、既設の市営住宅はどこでも老朽化が進んでおり、更に空き部屋が増えることが心配だ。
市議会で「修繕を促進し、外の伸び切った樹木を剪定しなければ、団地の魅力が低下する」「若い世帯が暮らさない高齢者ばかりの町になる」と繰り返し指摘しても、市は主膳の予算を増やさない。前橋駅前の再開発や道の駅などの大規模開発優先の市政を変えて、市営住宅の管理を充実して、低所得者が低家賃で快適に暮らせる住宅提供の責任を果たすべきだ。