日本共産党前橋市議会議員 長谷川薫  【年齢 66歳】 現在・5期・携帯・090-1534-5061・自宅~前橋市南橘町15-5・お困りごとや行政への要望などありましたら、お気軽にご連絡下さい。


by hasegawakaoru

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日本共産党以外の全会派議員(清新クラブ・市民フォーラム・公明党・新風クラブ・心世紀・光風クラブ・市民の会・飛躍の会)が全議案に賛成 

 3月27日の第1回定例市議会最終日、日本共産党市議団を代表して、15議案への反対討論をしました。何よりも、国の消費税増税を無批判に公共料金に転嫁するともに、自助を強調する社会保障制度の連続的な改悪に追随する前橋市の来年度予算を厳しく批判し、福祉の増進を責務とする自治体本来の役割の発揮を求めました。
 他の全会派の議員は、市長の提案する全議案に賛成し、「暮らしを守って欲しい」という市民の願いに背を向けました。
 私が行なった、討論は以下のとおりです。

 
 私は、日本共産党前橋市議団を代表して、各常任に付託された39議案のうち、15議案に対する反対討論を行います。

 最初は、議案第1号「平成26年度前橋市一般会計予算」について。

  反対理由の第1は、予算全体が消費税増税を前提としており、スポーツ施設や公民館などの使用料・手数料を一斉に引き上あげ、年間約3千万円の市民負担増を求めているから。
 市長は、景気回復と好循環が徐々に実現すると楽観視されているが、賃金は20ヶ月以上連続で減少し、年金も減り続け、中小企業は円安による原材料費の高騰で痛めつけられ、生活必需品の値上げが市民の家計を襲ってる。4月からは市県民税の均等割りに東日本大震災に伴う復興特別税が千円加算され、ぐんま緑の県民税が700円賦課されるため、これまでの年間4000円が5700円に増税される。さらに、記録的な積雪によって未曾有の被害を受けた多くの農家は、いまだに農業再建の展望が持てない状況が続いる。庶民への増税がひどすぎるという声や景気回復の実感がないなど暮らしの不安の声が相次いでいる。
 予算は政治の顔、政治の鏡。全国の中核市41市の中でも11市が増税分を転嫁せず、政令市の横浜市も税率アップに伴う光熱費増などのコストを検討した結果、「利用者負担を増やさなくても対応できる」と判断して据え置き、神奈川県内では、33市町村の8割強にあたる27市町村が据え置く決断をしいる。
 消費税法第60条第6項の規定では、一般会計で扱う公共料金分は、納税額が発生しないこととなっており、国への納税義務がない。国の言いなりにならず、住民の福祉と暮らしを守る地方自治体としての役割を発揮すべき。各施設の維持管理費の消費税増税によるアップ分は予算を増額配分して市が負担し、公共料金への消費税転嫁を撤回すべき。
 
 第2に、費用対効果を十分検討しないまま、公共事業を継続しようとしていることは問題。
 
 前橋総合運動公園の14・6ヘクタールの拡張事業は、前橋市全体のスポーツ施設の整備状況から見ても過大。近距離にある下増田運動広場や隣接する清掃工場建設予定地を利活用して、拡張計画を大幅に縮小すべき。同公園内の老朽スポーツ施設のリフレッシュ工事を優先すべき。また、郊外型の大規模公園の新たな拡張整備事業は見直すべきであり、荻窪公園の整備事業も縮小すべき。
また、区画整理事業は昨年に続いて施工中の10地区を中心に約67億円を計上しています。新年度も新たな3地区の準備予算が計上されている。しかし、区画整理は、高齢者や低所得者も含めて地域住民全体を巻き込んで、減歩の強制や事業の長期化などでさまざまな苦難を住民に押し付ける事業であり、決して住民本位のまちづくりの手法とはいえない。土地の値段が右肩上がりの時期には保留地を売って事業費の多くをまかなえて有効であった手法も、いまや地価が下がり続けており、事業完了後の評価額も高まらず、時代にあっていないことは明らか。幹線道路整備を最大の目的とし、多額の税金を投入する区画整理事業は、人口減少、少子高齢化社会を迎える今こそ、新規事業を抑制し、すでに着手している事業も含め抜本的に見直すべき。

 第3に、福祉や教育施策などは、市民の願いに十分答えておらず不十分。

 私たちは、国保会計への9億円の繰り出し、学童保育施設の増設、国基準を超える保育士の配置継続、障害児保育補助事業の増額、5歳児就学前健診モデル事業の拡充、耐震・エコ・子育て住宅改修支援事業予算の増額、防災ラジオの管理運営事業、保育における第2子及び第3子の負担軽減と所得制限の撤廃、さらには、小中学校の特別支援学級への支援員等の配置充実等については評価する。
 しかし、国保については、市としての法定外繰入金をさらに増額して、高すぎる国保税を引き下げるべき。あと5億円増やせば1世帯1万円の引き下げが可能。また、介護保険料や利用料の負担軽減のために特別会計への繰り入れを行い、高齢者福祉施策の拡充を図るべき。
 
 次に生活保護制度。
 一昨年から生活保護制度や受給者に対するバッシングが繰り返し行われ、国が生活扶助基準を10%引き下げ、保護申請権の制限を目的とした、いわゆる「水際作戦」を法に盛り込む制度改悪を強行した。いま本市では自立支援対策を強化しているが、申請抑制にならないように十分留意すべき。
 そもそも今日の生活保護受給世帯の増大は、非正規雇用の拡大、低賃金、会社の倒産、ひとり親家庭の生活苦などで、家計を支え切れない生活困窮者の増大によるもの。国に労働法制の規制緩和の中止を求めるなど、格差と貧困を拡大する政策の中止を求めるべき。

 次に学校教育。教育基本法は、戦前の軍国主義教育の反省に立って、誰が首長になっても、教育の独立性を堅持することをうたっている。
 ところが安倍政権は、教育委員長と教育長を一本化して、首長に任免権をもたせ教育の政治支配を強める教育委員会制度改革をねらっている。山本市長も佐藤教育長も国の動向を見守るだけではなく、「時の権力から支配されない前橋市の教育」を守るためにも現行教育委員会制度の堅持を主張すべき。
また、子どもたちを競争に追い立て、ふるい分けする差別選別教育や教職員を統制する管理教育を改め、すべての子どもたちへのゆきとどいた教育実現に向けて教育予算を大幅に増額すべき。1年後の小学校5~6年生の35人学級のわずかな拡充計画ではなく、小学校1~2年生にとどまっている30人学級制度を、市長の公約どおり一刻も早く全小中学校に拡げるべき。教員の多忙化を解消し、「いじめ」や「不登校」問題や「発達障害児」など、すべての子どもたちにゆとりを持って向き合える学校づくりのために、臨時的任用介助員や支援員の増員だけではなく、正規教職員を増やして30人学級制度を一刻も早く実現すべき。
 また、就学援助制度の拡充のために、所得基準を引き上げ、クラブ活動費なども援助対象に加えるべき。
 
 次に保育。政府は保育所不足に対し、認可保育所の増設を抑えながら、市町村が保育実施に責任を負わない「認定こども園」に待機児童を誘導したり、多様な保育施設を認め、新たに准保育士資格を創設したり、保育士免許がなくて「保育」できる制度を拡大する方向を打ち出している。子どもの保育に格差と不平等をもたらすとともに、死亡事故の多いゼロ歳児から2歳児における規制緩和は子どもの命と安全にもかかわる問題。新制度で新たに導入される地域型保育の認可基準が低く設定され、安心安全な保育制度が損なわれることがあってはならない。また、親の就労によって子どもの保育時間を認定する制度の導入は、これまでの保育の質を低下させかねない。これらの問題点の改善策を国に求めるべき。

 また、民間保育園の保育士の給与の引き上げなど待遇改善施策を拡充して、保育の担い手をしっかり確保していくことを強く求める。

 第4に、昨年5月成立したマイナンバー法に基づく事業化には反対。このマイナンバー法は国と自治体によって、個人のほとんど全ての情報が容易に照合、集積され、プライバシー侵害が常態化する恐れがある。秘密保護法による国の恣意的な利用の恐れも排除できず、具体的な費用対効果が示されておらず、5億円以上もの予算を計上する番号制度導入関係の事業費を認めることができない。

 第5に、市税や国保税など税金滞納者への行き過ぎた滞納整理が改善されていない。

 今日の雇用や経済情勢の下では、納めたくても生活困窮のために納期までに納められない税滞納者が増えることは避けられない。
 本市では、生活保護受給者に滞納している税の自主納付を事実上強制したり、憲法25条が保障する生存権を脅かす差押さえをしている。市民の命綱であるわずかな年金や生活費だけの預金や給与、自営業者の売掛金を押さえれば、くらしや営業をいっそう困難にする。払うに払えない生活実態をどう改善するのか考え支援することこそ行政の責任。本来は最終手段である差押さえを濫用せず、滞納者のくらしの実態を十分把握し、納税を猶予して分納による自主納付を促すとともに、換価の猶予や滞納処分の執行停止などの納税緩和措置を適切に運用すべき。

 第6に、まちづくりと産業振興策・中心市街地活性化施策がバラバラで整合性がない。

 中心市街地の活性化に向けての店舗や事務所の開店開業支援策が拡充され予算化された。しかし、一方では大型商業施設や事務所などを郊外の地域拠点に誘致する都市計画が同時に推進されている。
 人口減少・少子高齢化社会の下では、インフラ整備費用の抑制のためにもコンパクトシティーの発想によるまちづくりが重要と判断し、多くの自治体が都市計画を見直している。本市においても、従来のように中心市街地と地域拠点を道路と公共交通で結ぶという発想のまちづくりは、抜本的に見直すべき。 また、中心街の活性化も期待通り進まず、市内全域で買物弱者が急増している中で、すでにオーバーフロアー状態となっている大型店出店を誘導するまちづくりはやめるべき。
 また、富士見町住民を対象に全市デマンド交通の社会実験が開始され、新年度も新たな社会実験が予定されている。タクシーや路線バスや軌道交通などとの共存共栄が事業の前提ではあるが、高齢者を中心とする交通弱者の生活や通院の足を守るためには、利用料を低廉にして、委託事業者に十分な委託費を支払うことが必要。現在、路線バス運行の委託費は年間約3億円で他の公共事業予算と比較しても大変少ない事業予算である。高齢者が地域社会で元気に過ごせれば、医療費や介護給付費の支出が抑制される効果も大いに期待できる。全市デマンドバス事業の実現に対する市民の強い期待に答えるためにも思い切った事業予算を計上し、早期実現を図るべき。

 農業においては、大雪被害農家の再建支援に全力を上げるべき。国や県の十分な支援策を求めるとともに、市独自の支援策の拡充を求めru。また、予算には、政府が決定した生産調整廃止や米の直接支払い交付金廃止、農地中間管理機構創設による大規模経営への農地集積化などの農政改革方針にそった水田営農事業や家畜飼料清算対策事業が新規施策として計上されていru。しかし、国民の主食である米の需給や価格安定に対する国の責任を全面放棄する施策への無批判な追随は本市の農業振興施策には結びつかない。
 本市の農業振興のためにも、一つに、市として、農業に壊滅的打撃を与え、食の安全、医療、雇用などのルールを壊すTPP交渉撤退の意思を明確に国に表明すべき。二つに、生産費を償う価格保障と所得補償を組み合わせた経営所得安定対策を確立すること、三つに、家族経営、集落営農、大規模経営など多様な担い手の確保に取り組むこと。四つに、工業団地や公園などの公共用地としての安易な転用を推進すべきではない。
 さらに、新年度に策定する産業ビジョンでは、工業団地を造成する企業誘致頼みから脱却し、市内に現にある力を育て、伸ばし、それによって雇用と消費を増やす内発型・循環型の地域産業振興策・雇用対策への転換を強く打ち出すべき。

 第7に、環境・エネルギー施策。

 土壌汚染された前工跡地への民間事業者への公募に応募した事業者が不採用になった。市が土壌浄化を年次計画で具体化して、再公募すべき。
 また、東電福島原発の事故は、原発は過酷事故を起こせば制御できなくなり、人類が原発とは共存できないことを明らかにした。 市長は、原発の再稼動をめざす政府の方針に追随せず、原発ゼロの政治決断を国に明確に求めるとともに、本市からわずか100キロしか離れていない東電柏崎刈羽原発の再稼働に反対する意思を国や東電にただちに明確に示すべき。 
また、国の再生可能エネルギー導入予算が貧困な中でも、「エネルギーを100%自給」している自治体は、岩手県葛巻町など全国で50市町村にも達している。本市においても地産地消の立場に立った市民参加型の太陽光発電などの再生可能エネルギー本格的推進を求める。
 赤城山麓には豊富な森林資源が残され、家畜排泄物や稲わら、木くずや廃材などを利活用できるバイオマス資源など多くの地域資源があり、エネルギーの自立は本市でも可能。産業振興、雇用確保、地域活性化のためにもいっそう推進すべき。そして、自然エネルギーを「地域資源」として位置付ける「エネルギー基本条例」を制定すべき。
 また、自然エネルギー施設設置の初期投資の一部は市が補助しつつ、地元金融機関と連携して、市民から資金を調達する枠組みを作るなどすれば、資金面でも、より気軽に市民が発電事業に参加しやすくなると同時に、売電利益を直接市民に還元することもできる。

 第8に、平和事業予算24万円はあまりにも少なすぎる。

 今、安倍政権は、米軍と自衛隊の一体化を推進し、国防軍創設、集団的自衛権行使、憲法改正を狙っている。戦後の平和主義を変質させる動きが目前でおこっている今こそ、市民の安全を守るべき市長は「集団的自衛権の行使は認めない」との自らの意思をはっきり示すべき。
 また、このような危険な情勢が強まっているだけに、仮称・平和資料館の開設や広島や長崎や沖縄への訪問事業などの平和学習事業などを行い、二度と過ちを繰り返さないためにも戦争を知らない世代に戦争の悲惨さを正しく伝える平和啓発事業を強めるべき。

 第9に、職員削減を中心目的にした、行財政改革方針・職員定員管理方針に賛成できない。

 市営住宅の管理業務を県住宅供給公社への管理代行は、市民サービスの後退をもたらします。市行政が職員全体の25%を非正規の嘱託職員や臨時職員で支えられている。官製ワーキングプアーを増やすべきではない。
 また、民間のノウハウを活用して市民サービスの向上と経費削減を実現できると導入した指定管理者制度も不安定性が露呈している。中央児童遊園・るなぱあくの指定管理者が選定できずに急遽1年間だけの指定管理を前橋振興公社に依頼しました。指定管理者に応募する事業者は、選定されるために経費削減競争を強める。結果として人件費の削減が進み、公的施設での市民サービスの質量も低下し、利用者の安全安心が脅かせられる。民間委託や指定管理者制度の拡大はやめるべき。

 また、2月の73センチの記録的な積雪は、市内にも大きな被害をもたらした。同時に、今回の大雪被害は、本市の防災・危機管理体制の脆弱さを浮き彫りにした。早期に対策本部を設置した他自治体の対応に謙虚に学ぶべき。今回の大雪被害対応の総括を踏まえ、宿直体制の弱体化や職員削減が市の防災力を弱めていることを総括し、職員削減方針は大本から改め、いつ起きるか分からない災害に備えて必要な人員を確保し、本市の災害対応能力を抜本的に引き上げること求める。

 次は、議案第2号「国民健康保険特別会計」について。

 本市の国民健康保険は5万4千世帯、9万6千人が加入し、市民の医療を受ける権利を保障する「命の支え」であるが、加入者の多くは非課税所得帯であり、低所得の方が大多数である。
 新年度の予算案では、高すぎる国保税の引き下げは行われず、最高限度額の引き上げとなっている。国保税滞納世帯が増え毎年約20%の世帯が滞納せざるを得ない市民の厳しい生活実態から見れば、一般会計からの繰り入れを増額して国保税を引下げるべき。また、本市は滞納世帯に対して、短期保険証を1775世帯、資格証明書1051世帯に発行し、差し押さえも急増している。制裁措置である正規保険証の取り上げをやめ、国保税の減免制度の拡充や一部負担金減免制度の改善を強く求める。
 
 また、国保運営の県単位の広域化が進められているが、反対を国や県に表明するとともに、国保財政への国庫支出金の大幅増額を国に求めるべき。

 次に、議案第3号「後期高齢者医療特別会計」についてです。

 後期高齢者医療制度は、国民を年齢で区切り、高齢者を別枠の医療保険に強制的に囲い込んで負担増と差別医療を押し付ける悪法。すみやかに制度を撤廃し、元の老人保健制度に戻すことを強く求める。

 次に、議案第4号「競輪特別会計予算」についてです。

 わが党は、そもそも市財政をギャンブル収入に依存すること自体に反対。グリーンドームを改修して、競輪だけではなく市民のために利活用することは同意できるが、そのために小屋原町に民間の場外車券売場の開設を促進したことを認めることはできない。とくに、ガーデン前橋に隣接するみずき野住宅団地の多くの住民が青少年の健全育成に逆行すると反対し署名を市長に提出したにもかかわらず、関係自治会長のみの合意で地元合意は得られたと即断し、民間事業者㈱NFCの経済産業省への開設許可申請を認めたことは、住民の声を無視した強権的な行政市政であり、市政への不信を招いたことは問題である。
 今後、市としてまもなく車券販売が開始されるサテライト前橋の事業運営が、周辺の生活環境を悪化させたり、ギャンブル依存症による市民の生活破綻などが助長されることのないよう、十分監視すべき。

 次に、議案第6号「介護保険特別会計予算」についてです。

 介護保険料や利用料の市独自の軽減制度の拡充が行われていない。このために、介護認定された高齢者も、必要な介護サービスを抑制して6割程度の利用にとどまっている。老老介護や認認介護という過酷な暮らしを余儀なくされている高齢者世帯も増え続けている。また。特別養護老人ホームの市内の待機者1500人の解消に向けての増設の努力が足りない。このような中で、政府は、第6期介護事業計画が始まる来年の4月から要支援者の訪問・通所介護を保険サービスから切り離し、特別養護老人ホームの入所対象者を原則要介護3以上に限定し、所得が年間280万円を超える人の利用料を2割に引き上げようとしている。多くの高齢者世帯が早期発見、早期対応が後退し、利用抑制による重度化の進行、負担増、給付抑制による生活不安が拡大することを心配されている。実行されるなら、いっそうの介護難民を生み出す。
 介護事業者からも介護職員処遇改善交付金の廃止、通所介護の時間区分や報酬見直しの結果「財政状況が一層厳しくなっている」「生活支援の時間削減でコミュニケーションがとれず利用者の方との信頼関係が悪化した」「低賃金が改善されず退職が増えている」という意見が強く出されている。介護現場では、国が定めた人員配置基準が低いために、過酷な労働となり、加えて低賃金構造のもとで離職者が増えるなど現場の人員不足が進んでいる。
 利用者の重度化が進んでいる今、人員配置基準を実態に合わせて改善するとともに処遇の改善を国に求めるべき。
 国が責任を持つべき社会保障については、ナショナルミニマムや標準を定めるとともに、自治体が独自に上乗せできる財源保障を求めるべき。そして 「高齢者の尊厳の保持」、「利用者本位」という介護保険制度の理念に反する制度改悪は中止を強く求めるべき。

n議案第9号 「用地先行取得事業特別会計予算」、議案10号 「産業立地推進事業特別会計予算」及び議案31号「前橋市企業誘致条例の改正について」です。
  
 議案9号は、土地開発公社解散後に市が公共用地の先行取得をするための特別会計。計上された55億円の用地先行取得費は全額市債発行によって歳入を確保するが、その目的は前橋総合運動公園の東側の拡張用地の一部6,7㌶の先行取得。この拡張計画は先に述べた理由から認定でない。

 また、議案第10号は、前工団組合の解散を受けて、資産や負債等を継承するための特別会計。多額の投資をして大企業誘致する大型開発が破綻した前工団事業を教訓とすべき。本会計に計上された産業立地推進費の約3千万円は、五代南部工業団地拡張のための実施設計予算。上武国道が平成28年に全線開通するとはいえ、誘致した三益半導体の工場建設も凍結されたままの中で、五代工業団地の新たな拡張が適切なのかどうかを十分判断したとはいえない。企業誘致に巨額をつぎ込む従来型の経済政策を、住宅リフォーム補助制度や公契約条例、農林水産業の振興などにより、地域での経済循環を活発にし、雇用を拡大し、本市の経済を自らの持てる力で活性化させていく方向に大きく転換することが求められている中での拙速な拡張事業には賛成できない。

 議案第31号は、誘致企業への用地取得助成金の交付対象土地の拡大。この条例案は「お金を出して企業に立地してもらう」という発想が根底に流れている。 財団法人日本機械工業連合会が2007年に行った調査では、「企業立地に際しての補助金の大型化が進んでいるが、補助金の大型化が即座に誘致企業の増加に結びつくことはない。企業側は関連産業群の育成、人材育成、インフラ整備など操業後のメリットを詳細に検討した上で立地地域を選定している」という結論を出している。企業は、立地補助金や税よりも、企業目線での行政サービスを求めている。
まず本市が行なうべきことは、助成金ではなく、戦略的な産業政策をたて、下請け企業の育成などで企業の進出意欲を高めるべき。そうしてこそ、誘致企業と地元企業との共存共栄が図られ、市内全体の産業振興の土台ができていくのではないか。
 
 とくに助成金が、市内の中小企業だけではなく資力を持つ大企業に助成されていることは、問題。助成金制度を廃止し、消費税を価格に転嫁できず、営業難に苦しむ中小企業向けの新たな融資制度や、住宅リフォーム助成制度のいっそうの拡充など、地域の仕事おこしの資金などに振り向けるべき。企業誘致条例は誘致効果が薄く、税のばらまきであるといえるもので、本条例そのものの廃止を求める。

 第11号議案「水道事業会計予算」および議案第12号「下水道事業会計予算」についてです。

 消費税率の8%への引き上げを前提にした企業会計予算を認めることができない。水道料金の新たな市民負担は1億3600万円、下水道料金は7800万円です。全市民が利用する水道料金に広く負担を押し付けることに市長は心が痛まないのか。市民の暮らしの実態を直視して、上・下水道料金そのものを約2億円引き下げて、市民負担を回避すべき。
わが党は、自治体の業務に関わるものや公営企業の事業などについては、消費税の適用除外にすべきことを求めてきた。フランス等では公営企業は除外されているが、改めて国に求めるべき。市民のくらしへの影響も配慮せず、消費税を適正に転嫁すべきという、国の強力な指導に追随する姿勢にはとうてい納得できない。
また、水道の浄水施設や水源井戸等の保守管理を民間営利企業に外部委託していることを認めることはできない。水道管理技術を伝承し、安全な水を安定給水するためにも、直営に戻すべき。

 次に、議案第24号「消費税率の引き上げに伴う関係条例の整備に関する条例について」、議案第34号「道路占用料徴収条例の改正について」、議案第35号「公園条例の改正について」および議案第39号「手数料条例の改正について」です。 

 この4議案は、いずれも4月からの消費税増税に伴い、市が徴収する各種使用料、手数料をいっせいに引き上げるもので、すでに述べた理由から賛成できない。

 最後に、第36号議案「前橋市立学校の授業料等に関する改正について」。
  本条例は、高校授業料の無償化制度を見直し、2014年度から所得制限を導入し、授業料の納付を定めるものです。
 OECD(経済協力開発機構)34カ国で公立高校授業料を徴収しているのは3カ国だけであり、教育費無償化は世界の流れです。 授業料有償化は、社会全体で学びを支えるという教育無償化の理念に反するものであり、反対。

 以上申し上げて15議案にたいする反対討論とします。
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by hasegawakaoru | 2014-03-29 20:39 | 市議会活動報告
3月17日に開かれた市議会の市民経済常任委員会で、1時間の質問を行ないました。質問と答弁の要旨は以下のとおりです。

大雪による被災農家への本格的な支援を!
 「3月10日現在、大雪による施設園芸用ハウスや畜舎の倒壊は、農家一〇三一戸で面積は百ヘクタールに達した。被害農家では、国が示す費用では撤去できないと訴えている。国や県に全額支援を求めるべき」「被災農家の多くは数十万円分の重油や灯油がタンクに残っている。現金収入の確保のためにも業者やJAに引き取るよう要請すべき」「被災農家の切実な要望に分かりやすく答えて欲しい。市のホームページにQ&Aをアップすべき」と求めました。
山口農政部長や関農林課長は「被災状況は深刻。国が明確な方針を出していないために、現時点では市独自の支援方針は示せない。農業再建支援は強める」と答弁しました。上・下写真は、被災農家と共産党県・市議員が行なった群馬県農政部との交渉。
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被災農家の切実な意見・要望 
 被災農家の皆さんからは、農業再建に向けて以下のような切実な要望や疑問が出されています。
●格納庫が倒壊してトラクターや農業機械が損壊したがその修理経費は出るのか。
●倒壊したハウスの撤去や再建には3社から見積りを取って、最も安い業者に発注しなければ支援は受けられないのか。
●再建の際に、規模を縮小したり、暖房設備のないハウスにしたり、鉄骨を増やすなどで強度を高めた場合は、どの程度の支援を受けられるのか。
●ハウス栽培をやめて、露地野菜にするが、支援は受けられるのか。
●ハウス内の農業用設備が損壊し使用不能に、支援の対象になるのか。
●家畜や施設・作物については、農業共済に加入している。掛け金を払ってきたのだから、共済の保険金分は、支援金を減額しないで欲しい。
【市当局の見解】
国から明確な方針が示されてから、被災農家に回答したい。市独自の上乗せ支援策についても今後検討する。

「TPP参加」前提の農政の改革は問題! 

 「政府は米の減反に協力した農家への直接交付金10アールあたり1万五千円の制度を新年度から7千5百円に半減し、5年後の廃止を決めた。一方、餌料用米に転作すれば10アール当たり最高で10万5千円支給する。この変更は、TPP参加を前提に、小規模農家の水田を大規模農家に集約し『強い農家』を作る方針が背景。米の需給バランスを崩壊させ、米価がいっそう引き下がり、大規模農家の営農も困難になる恐れもある。TPPからの撤退を求め、米の安定生産に国が責任を持てと迫るべき」と質問。当局は「飼料米の収量増を支援する。TPPは動向を見守る」と答弁しました。

太陽光発電も地産地消を貫くべき! 

 「脱原発・地球温暖化ガスの排出抑制のためにも太陽光や小水力・バイオ発電に力を入れるべき。市有地を貸し出す場合も、長野県飯田市のように市民から資金を集めて太陽光発電を設置し、売電収益を市民に還元するなど『地産地消」を強めるべき。家畜排泄物などによるバイオマス発電にも力を入れるべき。大企業誘致のメガソーラーは慎重に」と提言しました。
当局は「三箇所の土地貸しによる太陽光発電も、地元企業と契約している。大胡堀越の市直営太陽光発電(写真)も、売電収入を基金に積んで市民に還元する」と答弁しました。
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赤城山の観光振興を
 同議員は、「榛名湖畔には宿泊施設が多数あるが、赤城大沼には民間旅館と赤城少年自然の家だけ。公的な宿泊施設を整備し、赤城山と山麓の公的温泉や道の駅などと結び付け集客する取り組みの強化を」と求めました。

平和行政に力を
「平和都市宣言をしながら年間24万円の予算は余にも少なすぎる。広島・長崎・沖縄派遣事業や平和資料館の建設など、平和を啓発する事業を推進すべき」と求めました。当局は「平和資料館は検討課題にしたい」と答弁。
 
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by hasegawakaoru | 2014-03-19 13:04 | 市議会活動報告
 12日の午後、現在開会中の第1回定例前橋市議会で、本会議総括質問に立ちました。
経費削減を最大の目的に、市は公的施設を指定管理者制度を使って、民間に管理運営を行わせています。
 質問の内容は、以下のとおりです。

2014年第1回定例会・本会議総括質問メモ(長谷川薫) 24分
 指定管理者制度の問題点について質問いたします。
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1、中央児童遊園「るなぱあく」の指定管理者であるNPO法人「まやはし」は、料金収入だけではなく、市からの指定管理料を年間2500万円受け取り、安定した管理運営をしてきました。
指定管理者として事業運営を継続する力を十分持ちながら、今年の4月以降の管理に応募しなかったのはどのような理由なのか、当然、当局は把握されていると思いますので、答弁を求めます。

2、市は児童遊園の管理を「まやはし」に丸投げしていたわけではないですね。経営管理状況の報告を提出させて、十分設置者としてチェックされていたのではないでしょうか。応募した1法人が選定できなくなって、急遽、前橋振興公社に1年間だけ管理運営を要請されたのではないでしょうか。
公社は、不足する職員を公社が若干名雇用しただけで、「まやはし」の職員体制はそのまま継続されました。財政も安定し、職員体制も問題がなかった。市民の誰が見てもなぜ応募しない事の方が、不可解に感じるのではないですか。
そこでお聞きしますが、市は、児童遊園の指定管理者の公募に、理事会が手を上げないという結論を出した昨年秋の時点で、なぜ、運営の継続を積極的に働きかけなかったのでしょうか。

3、私も、指定管理者の選定を公平に行なうことは当然だと思います。しかし、少なくともこれまでの5年間、相互の信頼関係に基づいて、問題なく管理運営を続けてきた管理者が応募しないという判断をしたときには、普通は傍観しないのではないでしょうか。NPO法人「まやはし」の定款には、児童遊園等の運営のほかに、まちづくりや市街地活性化を活動や事業に掲げています。市長は中心街の活性化を進めるために民間活力の活用をしばしば重視した発言をされていますが、今後、「まやはし」に市として児童遊園地の受託以上に大きな課題であるまちづくり事業への参画を要請しようと考えているのでしょうか。
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4、他の事業展開に向けて活動をひろげると言うのであれば応募しない背景も分かりますが、市は何も把握しようとしていないのは誠に不思議です。
施設の設置者である市と指定管理者は施設の目的に沿った運営を行なうパートナーシップではないでしょうか。
全国では、指定管理者の応募がなくて公的施設を休廃止せざるを得なくなって、市民サービスを後退させるケースが急増しているそうです。今回の事態は、指定管理制度の不安定性を露呈したと言えるのではないでしょうか。
つぎに、ふじみ温泉について質問します。本市と合併前の施設であり、老朽化が進んでいます。今回の大雪で屋根瓦が落下したために露天風呂の利用を中止し、食堂の和室壁面の大型タイルが劣化して剥がれ落ちて飛び散ったために、和室食堂の利用ができなくなっています。ボイラーも温泉の塩分濃度が高いために配管等のさびが急速に進んで、いつ配管が破損して使用不能になってもおかしくない状況です。指定管理者の㈱伝次平プロジェクトは、さまざまなイベントを企画し、利用者へのサービスの努力を尽くしていますが、施設全体の老朽化は否めず結果として入館者が増えず、毎年の赤字が累積しています。
同プロジェクトは、来年度末の指定管理期間が満了した後も、ふじみ温泉を継続運営したいと強く希望しています。他の民間日帰り温泉施設との競争にさらされながら、現状でのふじみ温泉の経営努力にも限界があると思います。事業費2億円余の大規模改修工事を、あと1年間の指定管理期間内に実施するとともに、経営赤字を指定管理者のみの責任にせず、利用料収入のうちから一部納入金として年間700万円を市に納入させているが、減額措置で運営支援することが必要なのではないか。見解を。

5、受託後の収入の確保は、ひとえに指定管理者の経営努力に任されてよいのでしょうか。応募時の事業計画書で示した予測が、その後の市民の暮らしの変化や経済状況、さらには周辺地域への類似温泉施設の建設や道路事情の変化などで、計画通りの集客が困難となることはありうるのではないでしょうか。
市としても経営状況をていねいに把握して、適切な経営上の指導助言をすべきです。設置者である市にも不十分な点があったのではないでしょうか。赤字補填と改修工事の時期についても、伝次平プロジェクトと話し合っていただくよう強く求めておきます。
次に、あいのやまの湯について質問します。今年度の公募によって、これまで5年間指定管理者として運営に携わってきた㈱昭和食品が選定から外れて、㈱セントラルスポーツに管理者が変わります。
 これまでの昭和食品は、年間約31万人を越える十分な利用客を確保しながら、収益をより多く確保するために、食堂のイスやテーブルや部屋の間仕切などに古材を使ったり、廊下に多くの有料のイス式のマッサージ機を設置したり、玄関ホールを仕切って接骨院を開設するなど、施設の外観と比べて内部のレイアウトや備品整備などは公的施設としてふさわしい施設運営という点で見ると若干問題があったのではないでしょうか。
 市は新たな指定管理者セントラル・スポーツに対して、利益確保のための収益事業をむやみに拡大するのではなく、健康増進施設としての当初の設置目的にそった運営を仕様書でこれまで以上に求めるべきではないでしょうか。答弁を。

6、委託制度とは異なることから、あいのやまの湯の管理運営については、行政の監視やチェックが十分行き渡っていない面があっつたのではないでしょうか。
設置者である市が、的確に市民ニーズを把握して事業運営を方針を明確にして、その方針を正しく管理者に反映するという本来の市の役割が弱まっているのではないでしょうか。
公の施設で、管理者の利潤や効率最優先の運営が行われれば、住民福祉を増進するという大目的が後景に追いやられるのではないでしょうか。
とくに、あいのやまの湯は、当初は名前の通り、市民の健康増進施設として設置されたはずである。本来なら、単純な温泉娯楽施設ではなく、プールを活用した健康増進や、医師や保健師などの健康チェックや保健指導を行ない、理学療法士や作業療法士を置いてリハビリなどの支援も想定して整備したのではないでしょうか。
 これからのセントラルスポーツとの協定では、施設運営の軌道修正を指定管理者に求めていただくよう求めておきます。
つぎに、粕川元気ランドについて質問します。セントラルスポーツが27年3月まで2年間の管理運営をしていますが、事業計画書でも優先順位をつけて施設の老朽化に対応した一定規模の改修を市に要望しています。ふじみ温泉やあいのやまの湯のように「道の駅」としての新たな施設整備の財政支援が望めません。今後、集客を維持し拡大するためにも、施設の長寿命化のためにも、近い将来、大規模なリフォームも必要となると思いますが、どのように検討しているのでしょうか。見解を。
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7、民間の日帰り温泉がデラックスになっていますので、一定期間が経過すればリフォームが欠かせないのではないでしょうか、温泉施設では集客数を減らさず維持するためには大規模なリフォームを行なうことが常識と聞いています。セントラルスポーツの要望を良く聞いていただきたいと思います。
現在、市は、指定管理者による管理運営が適正に行われているかどうかを点検、評価するため、指定管理者に利用者モニタリングや利用実績等を分析、点検をさせ、その点検結果については市へ報告するように求めていいます。市はその点検結果を受けて、業務の実施状況や利用状況のほか、管理の目標に係る達成状況などについて点検し、改善が必要な場合は実地調査を行い、指定管理者に指示をしています。
しかし、あくまでも指定管理者が行なった内部での評価のチェックであり、肝心の利用者である市民の評価や意見は十分反映しにくい状況であります。
そこで中央児童遊園や3温泉施設など共通する公的施設ごとに行政・市民代表・学識経験者・指定管理者が参加する運営協議会を設置したり、施設を利用している市民代表など外部の有識者等による第三者による客観的な評価委員会を設置して、運営状況の評価を行い、改善指導をすることが必要ではないでしょうか。

8、もちろん指定管理者独自の利用者満足度調査も大切ですが、外部からのチェックも重ねておこなう必要があるのではないでしょうか。やはり利用者等へのアンケートを市が独自でとって、市民の満足度を管理者がどこまで追求しているかということも含め、客観的な意見を募る必要があると思います。第3者評価制度もぜひつくるよう求めておきます。
次に、指定管理者制度は民間事業者のノウハウの活用による住民サービス向上と効率的な施設運営を目的に導入されています。しかし公募そのものが運営の効率化を競わせるもので、設置者から管理者には際限なき経費削減に向かわせる力が働きます。
利用料金制の採用により収益部分が事業者の利益となる反面、また限られた指定管理料では健全経営が困難になり、人件費圧縮という形で労働者の処遇の悪化も招きます。賃金低下、労働条件の悪化など官製ワーキングプアを生みだす一因になっています。
指定管理業務に係る従業員の労働条件の確保のため、一般的な労働法令の順守に向けた要請だけではなく、非正規職員の賃金アップや正規職員との均等待遇。さらには 十分な職員体制の確保などを、公募条件に反映すべきでないか。

9、指定管理者制度は、契約期間が満了すれば、その後の運営継続の判断は、受託団体の自由。運営管理を継続したいと応募しても、選定されなければ全く無力です。雇用されていた労働者も、指定管理者が変わるたびに解雇などの雇用問題が発生します。技能や知識の蓄積も行なえず、全く身分も不安定です。
そこで公募による選定替えを行なう場合には、従前の従業員の雇用のうち希望するもの雇用を継続する努力義務を選定条件に明文化すして、実際のはたらき手の雇用の安定や労働条件の確保をはかるべきと考えますが。見解を。
最後に申し述べたいと思います。
●平成22年12月28日付で、総務省が「指定管理者制度の運用について」という通知を出しています。その大臣の通知には、全国の自治体に、
指定管理制度は、単なる価格競争による入札とは異なるものであり、
 「公の施設」の設置目的を効果的に達成するため必要があると認められるときに活用できる制度であると強調し、
従業員の雇用・労働条件への適切な配慮がなされるよう留意することは当然であると強く指摘しています。
●公募の際に本市に提出された多くの事業者からの提案書には、勤務のローテイションは明示されていますが、雇用する労働者の賃金や労働条件は明らかにされていません。
本市の公契約条例もそうした観点から考えると、公契約に従事する労動者の下限報酬額の明記、受託団体が変更となった場合は、新たな受託団体に希望者の雇用継続を要請するなど、制度運用の改善のための条例改正して、指定管理者が運営する施設に従事する従業員の労働条件を改善すべきです。安定運営、専門職育成などの観点からも必要だと思います。
行政が、経費削減にとらわれるばかりに、経済的に苦しむ労働者を生み出すということは、指定管理者制度本来の趣旨に顧みて、本末転倒といわざるを得ません。
市として指定管理者により雇用されている労動者の賃金や労働実態し、その改善のために必要な措置を講ずるよう求めておきます。
このような観点での制度運用の抜本的な見直しを求めて質問を終わります。


当局答弁 
当局の答弁は、指定管理制度は民間のノウハウを生かせて、市民サービスが向上できるので、今後も公募によってより適切な管理者を選定して施設を運営して行くという答弁を繰り返しました。
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by hasegawakaoru | 2014-03-18 18:12 | 市議会活動報告
日本の未来を担う全ての子ども達の幸せのための教育の実現を!
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 地元の中学校の卒業式に来賓として出席した。在校生の送辞も、卒業生の答辞も、保護者の謝辞も子ども達の中学生生活のさまざまな体験を交えた思いのこもった感動的な内容だった。
 しかし、式の冒頭の「君が代」の斉唱には強い違和感を感じた。音楽担当の女性教師が壇上で大きな声で歌いながら指揮棒を振り、出席者に斉唱を促していた。
 「天皇の世が千年も8千年も小さな石が大きな岩になって、苔が生えるまでも続くようにと願う」・・・戦前の軍国主義教育の復活を思わせるような卒業式に全くそぐわない場面に感じた。
 私は毎年のことであるが、「君が代」は歌わなかった。
いま、安倍首相が、解釈改憲を主張し、日本が攻められていなくともアメリカの戦争に参戦するための集団的自衛権の容認を宣言した。
 「再び子どもたちを戦場に送ってはならない」という決意が戦後教育の原点であったのではないか。壇上正面に掲げられた、前橋市の旗と国旗「日の丸」に深々と頭を下げる教職員や来賓の姿も異様だった。

 いま、教師は分かりやすい授業をするための教材研究をする時間も十分取れず、発達障害やいじめや不登校などで悩み苦しむ子ども達が増えている中で、子ども達にゆとりを持って向かい合えないほど多忙な日々を過ごしている。管理教育がますます強まり、校長や教育委員会に振り回されている。子ども達の成績や部活の成果が、教員評価や学校の評価に結びついている。1人の落ちこぼれも出さずに、全ての子どもの成長発達をねがう教職員ほど、心や体を病むほど苦しんでいる。こんな学校現場の状況を、教職員にも働きかけて、父母とともに力を合わせて変えて行きたいと思う。

 卒業生の「旅立ちの日に」の合唱に、多くの教師が感動して涙を流していた。私もあの旋律にいつも涙が出そうになるが、合唱を聞きながら、「日本の差別選別の教育を改め、すべての子どもたちが人間として大切にされて、未来の希望がかなう社会にしなければならない」という思いが、いつも卒業式のときにこみ上げてくる。

 子どもたちをテスト・テストで競争させて、低学年の頃から「できる子とできない子」に選別して、「できない子」にはそれなりの教育しかしない。一握りの「できる子」には中高一貫教育制度も作ってエリート教育をする。まさに、財界の望む人作りに、国も学校も追随している。教師の評価も、こうした教育に忠実な教師を高く評価する。ひどい状況だと思う。


 私は、こんな新自由主義的な教育をあらためて、すべての子どもを大切にする教育とそれを保障する小中高全学年の30人以下学級制度の実現、教職員の大幅増員、官製ワーキングプアーである非常勤職員をなくす、教育の父母負担をなくす、日の丸・君が代の強制をやめて平和教育を重視する・・・・など、日本共産党がめざす教育充実の政策を、市民とともに前進させたい。

 子ども達が卒業式で緊張した面持ちで卒業証書を受け取り、「ほたるの光」の流れる中で涙を流しながら会場を後にした姿を見ながら、「教育を良くするために、子ども達のために、これからも頑張ろう!」と決意した。
 
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by hasegawakaoru | 2014-03-13 22:47 | 市議会活動報告
 共産党市議団は3月10日(月)に開会中の市議会で代表質問(近藤好枝市議)。大雪で被災した農家の復旧支援策や安倍政権が進める消費税の8%増税や社会保障制度の改悪に追随せず、市民の命と暮らしを守れと強く迫りました。
 私は12日(水)に本会議総括質問に立ち、民間事業者に管理を委ねた中央児童遊園やふじみ温泉・あいのやまの湯・粕川元気ランドなどが、老朽化に対応する必要な修繕をおこない、市民の要望に応えたサービスの充実した運営管理を行うよう市当局に求めました。

被災農家への十分な支援を! 
 
 代表質問では「大雪で多くのハウスや畜舎が倒壊した。国と県・市の災害復旧・再建支援策が具体化されようとしているが、市は農協任せにせず、十分な支援を。現地にも足を運び、被災農家の暮らしの実態を十分把握して、迅速な対応を。支援の内容も分かりやすく説明を」と求めました。

暴走する安倍政権の言いなりにならず、市民の命と暮らしを守れ!

 さらに、●「東電福島第一原発の過酷事故も収束していないのに安倍首相は原発の再稼働を進めようとしている。今後も原発をベース電源に位置づけた。市長は国に危険な原発からの撤退を求め、安全な自然エネルギーの推進を求めよ」●「消費税の8%増税は市民の暮らしも営業も脅かす。社会保障のためと言いながら医療や介護など連続改悪を進める政府に立ち向かうべき」●「重要5品目を守り抜くと言う公約も投げ捨ててTPPに参加しようとする政府に、直ちに交渉からの撤退を迫るべき」●「米軍ジェット機と欠陥輸送機オスプレイの前橋市街地上空での危険な低空飛行訓練の中止を国と米軍に求めよ」●「消費税増税分を市の水道料金や公共料金に転嫁するな」●「高すぎる国保税の引き下げを」●「要支援高齢者を介護サービスから除外し、特別養護老人ホームの入所を要介護3以上に限定する改革を許すな」●「生活に困窮して税金を滞納した市民の暮らしの実態を把握しないまま問答無用の生活費の差押さえやめよ」●「扶養義務を拡大する等の生活保護制度の改悪やめよ」●「中心街の活性化のためにも大型店の出店規制を」●「低料金で交通弱者が通院などに利用できる全市デマンド交通の実現を」●「市役所の正規職員は全職員の25%。指定管理者や業務委託の拡大は市民サービスを低下させる。行き過ぎた行革はやめよ」●「教育委員会を解体させて市長に教育行政の権限を集中させる改悪は、戦前の軍国主義教育への回帰。反対の声を上げよ」と求めました。

温泉施設など公的施設の指定管理者制度の見直しを要求!

 私は、「あいのやまの湯・ふじみ温泉・粕川元気ランド・中央児童遊園などは、NPO法人や株式会社を指定管理者に選定し、管理を任せている。市は日常的な経営状況を十分把握し、市民サービスが後退しないようにすべき。また、施設の老朽化によって利用客が負傷したり、減少しないように、適時的確に改修・修理を実施すべき」と指摘しました。そして、「指定管理者が変わるときに、これまでの従業員の雇用継続や賃金などの労働条件が後退しないように、公募条件に明確化すべき」と求めました。【写真は指定管理者が運営する中央児童遊園に勤務する非正規の従業員】
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      市長が大雪時の前橋市の初動の遅れを陳謝

  前橋市の大雪警戒本部は、県内28市町村の中で最も遅く立ち上げ

 2月14日(金)の夜から積もりだした記録的大雪で、「災害対策本部」を立ち上げた県と県内28市町村の中で、前橋市が最も設置時期が遅かったことが明らかになりました。
山本市長は10日の本会議で、「自分は市役所の近所に住んでいるので、15日(土)の午前7時には歩いて10分で市役所に登庁できた。市役所の前の雪かきを4人の日直職員と行い、市役所に雪のために登庁できない他の幹部職員と電話連絡。大雪警戒本部は翌日16日(日)の午後2時に設置した。職員参集体制の不備が一番の問題であったので、除雪体制の本格稼動が遅れた。現在、このようなことがないよう行動の検証をしている」と述べ、初動の遅れを陳謝しました。
73センチの記録的豪雪よる市内の被害は10日現在、分かっているだけでもカーポートが4226件、ビニールハウスや畜舎の倒壊農家が合計1012戸になっています。
警戒本部を14日中に立ち上げた甘楽・明和・榛東町のような早期対応が行われれば、雪がやわらかい段階で除雪が開始されたり、カーポートの倒壊や農業用ハウスの倒壊などの甚大な被害を減らせたかもしれません。
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by hasegawakaoru | 2014-03-12 09:07 | 市議会活動報告
 3月4日(火)から平成26年度予算の編成や25年度最後の3月補正予算を審査する第1回定例市議会が始まりました。
 党市議団は今回の73㌢という記録的な大雪による市内各所の様々な災害復旧予算の十分な確保を また、政府が4月から強行しようとしている消費税の8%増税から市民の暮らしや中小零細企業の経営を守るための支援策を求めます。 
 さらに政府がねらう社会保障制度の全面改悪を許さず、医療・介護・保育など市民が利用している現在の各種制度の充実を求めて全力を上げます。
私は、12日(水)に本会議総括質問(持ち時間24分)、17日(月)に市民経済委員会で予算審査の質 問(同60分)に立ち、市民の願い実現をめざします。ぜひ傍聴をお願いします!

大雪による農業被害深刻、最大限の再建支援を
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 今回の大雪は市内の数多くのカーポートや住宅の損壊をもたらしました。行政による迅速な見舞金・復旧支援金の支給は当然です。 
ビニールハウスなどの倒壊による農業被害も甚大で、現在までに判明しただけでも市内農家の被害額は50億円。県内で最大です。 
具体化した復旧支援制度は、倒壊した農業施設と同規模で再建する場合は、撤去費用を含めた経費の30%を国が補助し、残りを県と市が20%を上乗せします。従来よりも規模を縮小したり、露地栽培に切り替える場合は国の補助対象外となるので、再建費の30%を県が独自に補助します。畜舎の倒壊で死亡した家畜は運搬費の半額と処分費用の全額を補助などです。
しかし、これでも担い手が高齢化しているためには、新たな借金をして再建することが困難な農家も少なくありません。今議会で、さらに手厚い農業再建のための支援措置を国や県に求めるとともに、市独自の支援措置の充実を求めたいと思います。【下の写真・大雪で倒壊ハウスでは、出荷目前のキュウリの苗が全滅しました】
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戦争をする国づくり・消費税増税・社会保障改悪・行き過ぎた税金の取立て
市長は暴走する安倍政府への追随やめよ

 市の公共料金の値上げの中止を!
 新年度予算では、消費税を全ての公共料金に転嫁しようとしています。スポーツ施設・公民館・斎場・駐輪場・日帰り温泉などの利用料が軒並み値上げされ、年間約4000万円の市民負担です。上・下水道料の値上げも行なわれます。共産党市議団は、「市民の消費税の負担が4人家族で新たに年間15万円も負担が増える。市で決められる公共料金は消費税の転嫁をやめよ」と求めます。

 介護保険制度改悪許さず充実を!
 要支援高齢者の介護サービスを介護保険からはずし、特別養護老人ホームの入所を要介護3以上の高齢者に限定するなどの制度改悪を国が進めようとしています。高い介護保険料の負担を求めながらサービス給付を抑制する制度改悪への言いなりにならないよう、国に改悪反対の声を上げさせます。

 行き過ぎた税金の取立てをやめよ!
 市は年間8千件以上も差押えています。全国的にも異常な滞納整理です。生活困窮のために税金を滞納した市民への問答無用の給与や売掛金の差押さえをやめさせ、分納による自主納付を認めさせます。同時に、そもそも高すぎる国保税の引き下げが必要です。
タクシー助成でなく、低料金の全市デマンド交通の早期実現を!
富士見町で全市デマンドの社会実験が始まりました。相乗りを強調し、タクシー料金に一回1人500円の助成では、利用者の負担が重過ぎます。高齢者が低料金で通院できる、全市デマンド交通の早期実現をめざします。

 米軍機の低空飛行・オスプレイの配備に反対を!
 前橋上空での米軍機の危険な低空飛行訓練が続いています。榛東村の自衛隊12旅団へのオスプレイ配備計画の許せません。市長に迫ります。
 
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by hasegawakaoru | 2014-03-03 10:53 | 市議会活動報告