ガーデン前橋への場外車券売場設置計画の白紙撤回を求める意見が続出
2013年 11月 13日

小屋原町のショッピングモール「ガーデン前橋」の空き店舗フロアーに前橋競輪の場外車券売場の新規開設をめざす前橋市は、さる11月9・10日に山王町・駒形町・小屋原町・下大島町の住民を対象に、3箇所で場外車券売場の増設を進めるための、地元説明会を開催しました。
長谷川薫市議をはじめ共産党前橋市議団4人が住民とともに出席しました。説明会には真塩商業観光部長、中林前橋競輪事務所長と、場外車券売場を経営する㈱NFCの藤田社長などが参加して、場外の開設に向けての理解を求めました。
なぜ今、公営ギャンブルの拡大が必要なのか
住民からは
「今、県内では高崎競馬や県営競輪も廃止された。前橋競輪も車券の売り上げが減り続けていると思うが、なぜ場外売場の開設による事業拡大が必要なのかわからない」
「ガーデン前橋のそばの『みずきの団地』に住んでいる。いまでも大規模パチンコ店ができて車が増えて交通事故も周辺道路で多発している。これ以上場外で交通量を増やさないでほしい」
「周辺は中学校や高校・大学などの文京地域。子どもたちもショッピングやボーリングを楽しんでいる。子ども達の健全育成のためにもギャンブル施設は設置しないでほしい」
「競輪で生活が破綻した人もいる。賭博でありながら例外的に認められている公営ギャッブルの存続そのものが今問われている。事業を縮小すべきときに、売り上げ増をねらう新たな『賭場の開場』は許せない。白紙撤回すべき」など、
多くの反対意見や疑問が多くの出席者や自治会役員から出されました。
当面、場外開設計画の保留を
長谷川議員は「前橋市は、市議会にも正式に報告せず、住民説明会の議事録をつけて経済産業省に開設の認可申請を取り、年内にも事業の開始をめざしてしています。少なくとも当面計画を保留すべきです」と述べています。