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日本共産党前橋市議会議員 長谷川薫  【年齢 70歳】 現在・6期・携帯・090-1534-5061・自宅~前橋市南橘町15-5・お困りごとや行政への要望などありましたら、お気軽にご連絡下さい。


by hasegawakaoru

前橋市が大雪被災住宅復旧支援金・見舞金制度を創設

市民に寄り添った支援を強めよ!

 今日開かれた前橋市議会の各派代表者会議で、私は日本共産党前橋市議団を代表して山本市長に「道路に残った硬く固まった大量の雪や深刻な農業被害などで多くの市民が苦しみ、一刻も早い救援を求めている。初動対応で遅れを取った市当局が今懸命な努力をしていることは理解できるが、もっと市民の被害実態を把握するとともに、市としての支援策を早期に具体化し、市民に寄り添った支援を強めるべき」と強く指摘しました。
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 積雪73㌢という記録的な大雪で多くの住宅のベランダやテラスが損傷し、車庫が押しつぶされし、農家の野菜や花を栽培のビニールハウスが軒並み倒壊し、豚舎や農業用資材置き場などの多くがが倒壊し甚大な被害が出ています。(上・雪が大量に残る県庁・市役所前の通り)
 昨日までに市が把握したカーポートの損壊は341箇所、ビニールハウス98箇所が倒壊しました。家屋の損壊も広がっています。敷島公園などの樹木の倒壊も数多く見られます。

農業被害の実態は深刻。必ず再建できる温かい支援の実現を!
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 私は、昨日、勝沢町でご夫婦と5人のパートさんを雇用し、観賞用サボテンを35年間栽培し販売してきた農家を尋ねました。(上写真)「雪が積もりはじめた14~15日にかけて徹夜でビニールハウスの上に積もった雪下ろしをしたが、15日の午前中に雪の重みに耐えかねてビニールハウス20棟がつぎつぎと押しつぶされた。出荷目前のサボテンがほとんどだっめになった。サボテンは出荷できるまでに3年かかるので、再起できるかどうか。この先どうしてよいか分からない」と途方にくれていました。農業共済の保障だけでは、これまでのような農業経営はできません。ただちに行政としての温かい緊急支援が必要です。

 さらに、訪問した市内富士見町の養豚農家は、16棟の豚舎が倒壊。出荷を前にした豚が大量に死んでいました。豚舎だけでも1千万円の損害です。少しでも豚を生かしたいと懸命な作業を泥まみれで続けていたご夫婦から「TPPで先行きの不安が深刻なのに、雪による被害でこの先養豚経営はどうなるのかと不安」と訴えられました。TPPによる不安をかかえた畜産農家の緊急支援をしなければ、営農継続は困難です。(下の写真)
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 上佐鳥町のイチゴ「やよいひめ」栽培の農家のハウス6棟のうち4棟(5400㎡)が倒壊し、出荷の最盛期を迎えるイチゴが甚大な被害となりました。現地調査に出かけた同僚議員がそのイチゴを買ってきてくれました。生産者が手塩にかけて育てたイチゴは大粒でとても甘く、今回の大雪による被害の辛い気持ちがよく分かりました。必ず希望を持って農業生産を継続できるよう、最大限の支援・救済策を求めたいと思います(下写真)
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 また、高齢者が多く暮らす800世帯の南橘団地では、市道の除雪が進まず団地内を周回して前橋駅や渋川駅まで行く関越交通のバスがストップしているために、高齢者が固まって滑りやすい雪の上を転びそうになりながら買物や通院をしています。一日も早い除雪支援が必要です。(下写真)
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他の自治体の様子見ではなく積極的な支援策 
 
 各派代表者会議で「もっと詳細な情報を防災無線で流すとともに、市民の願いにていねいに対応して欲しい。市長自らが防災無線で市民に除雪の協力を訴えて欲しい。また、住宅や農業被害の市独自の支援制度を早く具体化して欲しい」と強く訴えました。

 市長は「十分聞き取りにくい防災無線出の訴えはどうも・・・」とか、「車庫や住宅被災の支援については、他の県内意市町村と調整して方針化したい・・・」などと答えました。
 私は、「今ほど市行政のきめ細かな支援を求めているときはないのではないか。市民の要望を苦情として受け止めず、できることは何でもするという、市民生活の安全・安心をとりもどすために全力を上げてほしい」と強く指摘しました。

市が被災者への支援制度を決断
 市当局は、夕方になって、以下のとおりの被災住宅の支援金・見舞金制度を具体化しました。農業者や事業者の災害の復旧支援にも国や県に制度的・財政的支援を求めながら全力を上げるよう、強く求めます。

前橋市大雪被災住宅復旧支援金・見舞金
  1、大雪被災に伴い必要となる住宅の修繕等にかかる経費の一部に対する助成を行います
(1)支給対象者
   市内に住宅を所有し、居住している住宅が平成26年2月の大雪により損壊した方。
(2)対象工事
   居宅の屋根(雨どい、テラス、ベランダ等)などの工事で前橋市内の業者による施工のものに   限る。但し物置等の工作物は除く。
(3)支援金の額
   工事費の30%を助成(上限20万円)
(4)申請方法(以下のものが必要)
   ●罹災証明書

   ●大雪被災住宅復旧支援金交付申請書
   
   ●工事費用の領収書 
  
   ●工事完成の状況を確認できる写真

 2、大雪被災に伴い、カーポート等のお見舞金を支給します

(1)支給対象者及び対象物件
   市内に住宅を所有し、居住している住宅に付随する車庫やカーポートが平成26年2月の大雪に  より損壊した方。
   但し物置等の工作物は除く。
(2)見舞金の額
   2万円
(3)申請方法(以下のものが必要)
   
   ●大雪被災見舞金交付申請書(罹災証明を兼ねる)

   ●損壊状況を確認できる写真
by hasegawakaoru | 2014-02-19 22:48 | 市議会活動報告