「大規模木質バイオマス発電・環境汚染が心配」と住民が陳情
2015年 07月 23日

7月16日、「赤城南麓の環境と木質バイオマス発電を考える会」の代表8人は、旧宮城村の電力中央研究所内に㈱関電工が計画している木質バイオマス発電施設の建設計画の白紙撤回を求める184人の陳情署名用紙を市長に提出し、副市長や環境部長など市当局と懇談しました。(上の写真)
住民代表は「クリーンな自然エネルギーについては否定するものではない。しかし、私たち100世帯が生活する直ぐそばに24時間運転で7,700世帯の電力を供給する㈱関電工が計画している木質バイオマス発電施設は大規模。大気汚染や地下水汚濁や枯渇、年間8万トンもの木材を搬入する交通事故や騒音などの不安がぬぐいきれない。しかも、住民への丁寧な説明会も開かず、すでに土地の造成が始まろうとしている。市は、開発許可や建築確認申請を受ければ、許可するのではないか。環境影響評価も住民同意も必要ないというが、到底納得できない。少なくとも近隣住民に速やかに詳細説明をするように指導してほしい」と訴えました。
市当局は「陳情の趣旨を関電工に伝える」と答えました。同席した私は「景観破壊や騒音も心配なので、規模の縮小などの行政指導を検討すべき」等を指摘しました。