生活保護問題全国議員会議に参加
2015年 08月 26日

8月21・22日、神戸市内で開催された、生活保護問題議員研修会に出席しました。
いま、全国各地で、保護の申請を門前払いされた人が、餓死・孤立死に追い込まれ、遺体で発見されるなどの事件が相次いでいます。生活保護基準は国民生活の最低基準(ナショナル・ミニマム)を具体化したもので、住民税の非課税限度額、就学援助、最低賃金、国保・介護の負担減免、公営住宅の家賃減免など他の制度の基準とも連動しています。安倍政権が進める保護基準の切り下げは、国民のくらしを支える制度の全面的な縮小に直結し、憲法が保障した人権を国民から奪いとる攻撃にほかなりません。
生活保護は、国民の生存権をまもる“最後の砦”です。社会保障の縮小・解体をねらった自公政権の卑劣な攻撃を断じて許さず、生活保護の制度と、憲法25条が保障した国民の生存権をまもるためにたたかいます。保護申請の門前払いや強権的な保護の打ち切りなど、排除と切り捨ての保護行政をあらため、生活保護を国民の人権保障の制度として再構築していく事が重要です。

●写真は新長田町駅前の震災復興のシンボル「鉄人28号」のモニュメント。