市立保育所の民営化やめよ!
2015年 09月 11日
9月議会の総括質問で、保育行政について質問しました。
私は、「前橋市は前橋市公立保育所のあり方検討委員会を立ち上げて、年内に報告書をまとめようとしている。今年は子ども子育て新制度への移行初年度であり、各民間の保育園やこども園の今年度の運営や収支状況も判明していない段階です。従って、財政上の短期的な「経済効率」を優先させるのではなく、将来の前橋市のまちづくりを展望し、長期的な視野に立って、こどもの権利が最優先される公立保育所の在り方や施策を確立ことが必要」「検討委員会が市立保育所の民営化検討の場にならないようにすべき」と強調しました。
福祉部長は「民営化先にあり機の検討はしない」と答弁したものの、「市立保育所を民営化して10年たった5か所の民間保育園の現状を評価するとともに、市民全体の保育ニーズなどを検討し、公立保育所のあり方を検討する」と答弁しましました。
今議会の当局答弁では、「公立保育所は老朽化している建物もある。国からは補助金は一切出ないので、財政を圧迫する」とか、「幼稚園がこども園になって保育を実施するようななった。民間保育事業にはさま座七支援制度がある。特色ある保育実践もされている」などと強調しました。保育士の給与が大変低水準の民間保育園に比べて、職員給与が高く人材が豊かな公立保育所の特徴や良さを述べず、民営化を視野に検討を開始することを覆い隠した態度を示しました。保育の公的責任を後退させる民営化は絶対に許してはなりません。