安倍政府のTPP合意は国民への裏切り!
2015年 10月 14日
世界の国々は、輸入品に関税をかけて国内の産業を保護している。ところが、12か国が参加するTPP(環太平洋経済連携協定)は、農産物を含めてすべての物品の関税撤廃を原則としている。共産党は即時交渉からの撤退を求めてきたが、政府は先日、「大筋合意した」と表明した。
自民党は、コメなどの重要5品目を対象から外すと国民に約束したが、それも投げ捨てた。政府の試算でも日本の食料自給率は現在の39%から13%まで落ち込み、遺伝子組み変えや残留農薬や添加物まみれの輸入農産物が大量に出回り、国内産の安全な食料も食べられなくなる。国民皆保険も崩壊しかねない。
関税ゼロで輸出大企業の利益が増えても、国民生活は潤わない。TPPに加えて、戦争法の強行、原発の再稼働、消費税増税、社会保障の切り捨てなど、暴走する安倍自公政権をこれ以上続けさせられない。