人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日本共産党前橋市議会議員 長谷川薫  【年齢 70歳】 現在・6期・携帯・090-1534-5061・自宅~前橋市南橘町15-5・お困りごとや行政への要望などありましたら、お気軽にご連絡下さい。


by hasegawakaoru

アベノミクスのエンジンを吹かしたら庶民の暮らしは壊されます!

 日本共産党の赤旗新聞の6月30日付け「主張」を紹介します。ぜひお読みください!

アベノミクスのエンジンを吹かせば、庶民の暮らしは破綻します!

 安倍晋三首相は参院選での各地の演説などで、自らの経済政策「アベノミクス」の“成果”を宣伝し、「エンジンをふかす」「アクセルを踏み込む」と、さらに加速させることを訴え続けています。大企業がもうければ雇用も消費も改善するという「アベノミクス」の筋書きは完全に破綻しています。大企業や大資産家が大もうけするだけの「アベノミクス」のもとで、貧困と格差の拡大が深刻化しています。破綻した政策を加速しても、矛盾が広がるだけです。参院選で厳しい審判を下し、根本的な転換を実現することが不可欠です。

大企業はもうけため込み

 まじめに働いても年収200万円にも満たない「ワーキングプア(働く貧困層)」が1100万人を突破し、増え続けています。その背景には、派遣やパートなど非正規の雇用が増えている、雇用の破壊があります。「子どもの貧困」「女性の貧困」「老後の貧困」なども重大な社会問題です。「下流老人」や「貧困女子」といった新造語が次々登場するというのも事態の深刻さを浮き彫りにするものです。

 円安や株高で大企業や大資産家がもうけを増やせば、雇用や賃金にも回り、消費や投資も増えて、景気が良くなるというのが「アベノミクス」の筋書きでした。世界各国では軒並み失敗している「トリクルダウン」(滴り落ち)の経済政策であり、破綻は当然です。

 安倍政権になって3年半、大企業や大資産家のもうけは記録的な水準ですが、そのほとんどはため込みや投機に回って、雇用も賃金もよくなっていません。大企業の内部留保(ため込み)は300兆円を突破する一方で、勤労者の実質賃金は5年連続の減少―年収400万円の勤労者では20万円も実質賃金が減っています。

 アメリカの経済誌の調査では日本の富裕層上位40人の資産合計は安倍政権発足前に比べ8・2兆円も増えています。その半面、日銀の調査では貯蓄が全くないという世帯が3割にも達しています。安倍政権のもとでの貧困と格差の拡大は明らかであり、その放置はもはや一刻の猶予も許されません。

 「アベノミクス」を加速しても、大企業や大資産家のため込みがそのままでは、勤労者の賃金も雇用も改善しません。だいたい「アベノミクス」は「世界で最も企業が活動しやすい国」にすることを掲げ、企業が派遣労働者をいつまでも使い続けることができる派遣法の改悪や、残業代ゼロで労働者を働かせることができる労働基準法の改悪などを推進してきました。「アベノミクス」を推し進め、雇用破壊を加速すれば、貧困と格差の拡大が激化するだけです。

家計のエンジンを温める

 イギリスが欧州連合(EU)から離脱を決めた背景にも、多国籍企業などで働く若い労働者層と地方や高齢者などとの格差が拡大し、国民が不満を募らせたことが指摘されています。貧困と格差の拡大の是正は世界共通の課題です。

 日本国憲法はすべての国民に「生存権」や「法の下の平等」を保障しており、貧困と格差の是正は日本社会の健全な発達に不可欠です。上から「滴り落とす」のではなく、国民の暮らしを応援し、日本経済の最大のエンジンである家計から経済を温めるべきです。「アベノミクス」は加速ではなく中止することこそ必要です。


 私は、街頭演説で次のように訴えています。

 参議院選挙は、野党統一候補の勝利と日本共産党の躍進で大企業応援のアベノミクスのストップを!

 日本共産党は、弱い者いじめのアベノミクスをやめさせて、庶民や中小企業の暮らし応援の経済政策への転換をめざし3つの改革を提案しています。

 第1は、税金の集め方を変える改革です。消費税10%は2年半の延期ではなく、きっぱり中止すべきです。消費税の増税は必ず消費を冷え込ませ景気を悪化させます。しかも低所得者ほど負担が重い不公平税制です。社会保障のためと増税しましたが、医療も年金も社会保障は改悪に続く改悪です。日本共産党は、税金は所得や資産など負担能力に応じて負担する原則に立った改革を進めます。大企業や富裕層への行き過ぎた減税や優遇策を改め、応分の負担を求めます。タックスヘイブンという海外に資産を移す税逃れを許さず。徹底的に追及して税金を納めさせます。

 第2は、税金の使い方の改革です。国民から集めた税金は何よりも、社会保障や子育て、若者に優先して使います。
 安倍内閣は4年連続軍事予算を増やし続け、ついに5兆円を突破しました。イージス艦やオスプレイなど敵地攻撃型の軍備増強をやめて、福祉や暮らし応援の予算に回すべきです。無駄な大型公共事業を減らして、生活道路や市営住宅の改修、特別養護老人ホームや保育所の増設に回すべきです。さらに、保育者や介護士などの給与を大幅に引き上げ労働条件を改善します。
大学の授業料を公立も私立も半額に引き下げ、返済のいらない給付制の奨学金制度をつくります。

 第3の改革は、働き方の改革です。労働者を低賃金で長時間働かせて、過労死に追い込むようなブラック企業ブラックバイトを根絶させます。労働者派遣法を抜本改正し、企業が労働者を雇用するときには正社員が当たり前という雇用のルールを確立します。中小企業を支援しながら最低賃金を時給1000円に引き上げ、1500円を目指します。
日本共産党はこの3つの改革で、若者が希望を持ち、お年寄りが安心して暮らせる社会を目指します。
アベノミクスのエンジンを吹かしたら庶民の暮らしは壊されます!_e0260114_13555769.jpg

 参議院選挙では、アベノミクスを中止して、税金の集め方と使い方、働き方の抜本改革を提案している日本共産党へのみなさんのご支援をよろしくお願いいたします。
 
by hasegawakaoru | 2016-06-30 13:57 | 選挙