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日本共産党前橋市議会議員 長谷川薫  【年齢 70歳】 現在・6期・携帯・090-1534-5061・自宅~前橋市南橘町15-5・お困りごとや行政への要望などありましたら、お気軽にご連絡下さい。


by hasegawakaoru

前橋市は生活困窮者や高齢者等への支援強化を!

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9月議会の総務常任委員会で14日、以下の通り質問し、生活困窮者や高齢者など社会的に弱い立場の方々への優しい市政運営を求めました。

差押えは年間1万件・全国で最も厳しい前橋市の税金の取り立ての改善を

 病気や失業などで期日までに国保税や市民税を納められなくなる方が増えています。本来なら、市収納課は暮らしの状況をていねいに聞いて、徴収を猶予したり減額免除などで対すべきです。ところが、前橋市は直ちに銀行や生命保険会社などを調査し、給与や年金等が振り込まれる日を狙って、問答無用で預金口座を差押えています。しかも、市は残額をゼロにして、憲法25条で保障すべき生存権を脅かしています。 私は「人口270万人の大阪市は、国保税の差押えは年間4107件、滞納世帯の4%。34万人の前橋市は、6286件で滞納世帯の90%。この状況を異常と思わないのか」「給与や年金を全額差し押さえれば生活できなくなることは分かっているのではないか。違法脱法的な差押えは許せない」と強く指摘して改善を求めました。驚くことに、市当局は「丁寧な納税指導をしており、適法な滞納処分をしている」と平然と答え、まったく行き過ぎた収納行政の改善の姿勢を示しませんでした。

高齢者など交通弱者支援のマイバス路線の増設やマイタクの支援金増額を

 郊外に居住する高齢者は、沢岻などの利用が困難です。長谷川議員は、「循環バスのマイバス路線を芳賀・田口・総社清里・城南地域などに増設すべき。タクシー運賃助成制度のマイタクの助成金を一人で乗る場合は1500円から2000円まで増額し、複数乗車の場合も一人あたり800円まで引き上げるべき。停留所方式の富士見のるんるんバスや旧3町村のふるさとバスは、自宅まで送迎するドア・ツー・ドア方式に改善するとともに、運行地域を拡大して市役所や大病院に行けるようにすべき」と求めました。当局は、公共交通全体の状況を検討して、必要な改善や充実を慎重に進める旨の答弁をしました。

急増している救急救命活動の充実を

 前橋市の消防局の昨年の救急車の出動は1万5千件を超えました。高齢化の進展によって、今後さらに増えることが予想されます。中心部の千代田分署では救急車1台だけでは足りなくて、消防車が救急車に代わって出動することも増えています。 
 私は「救急車の増車や救急隊員の増員など、市民の救急救命活動の強化のために予算を増やすべき。妊婦や一人暮らし高齢者の救急要請にも確実に応えるべき。重症重病患者に対応するために昼間だけ運行している医師を乗せたドクターカーの夜間運行も開始すべき」と求めました。当局は、「財政状況も検討していっそう救急救命活動の体制を強めるために努力する」と答えました。

自然災害に備える防災減災対策の充実を

次に、高齢者など災害時の要援護者の安全確保と避難体制の充実を求めて質問しました。
「全国各地で台風の猛威による被害が続いている。これまでの常識が通用しない台風の進路や暴風雨に襲われ、尊い人命が奪われる事態に至っている。特に高齢者や身障者などが逃げ遅れて犠牲になっている場合が多い。
 前橋市も先日の台風13号の際には、避難準備情報、避難勧告が出され、市内各所の避難所が開設された。幸いに被害が出なかったが、地震や洪水・土砂崩れなどの自然災害時に、自力では避難できない障害者、高齢者など災害時の要支援者の安全確保と避難体制の確立は重要な課題。前橋市は要援護者の対象者が約1万人いるが、現在、本人や家族の申請によって登録されている方は1280人で全体の1割強にとどまっている。消防団、自主防災組織、自治会などの関係者への事前提供によって安全な避難ができる支援制度であるので、高齢者などへ登録を急いで呼びかけるべき。同時に、安全確保や避難体制を関係団体と連携して日常的に準備すべき」と求めました。
 当局は、「今後とも災害が起こらない日常的な対策の強化とともに、台風や集中豪雨、地震に備えた避難体制などを強めたい」と答弁しました。
by hasegawakaoru | 2016-10-18 17:30 | 市議会活動報告