旧前橋工業高校跡地の汚染土壌は完全浄化を!
2016年 10月 18日
東京都の豊洲市場が大問題になっている。実は、前橋市も同様なことが起きている。
岩神町の旧前工跡地約2㌶は高木市長時代に群馬県から等価交換で取得したが、直後に発がん性の強い六価クロムやシアンなど環境基準値を超える有害物質による土壌汚染が発見され、立ち入り禁止となった。市は完全浄化には約20億円もかかるとの理由から、表面をアスファルトで覆っただけで放置してきたが、最近、市は大型商業施設のベイシアに20年間貸し出す契約を交わした。豊洲市場と同様に、汚染土壌の上に50センチの盛り土とアスファルトやコンクリート舗装で封じ込めるとので安全だと当局は説明している。しかし、汚染土壌の上で生鮮食料品を販売し、近隣住民がグランドゴルフを楽しむ芝生広場も整備される。
いま、共産党市議団だけが、「封じ込め工事をしてもすぐそばを利根川が流れており、河川水位が上がれば地下水汚染の危険性があると指摘し、汚染物質の除染を今後20年間も先送りせず完全浄化すべき」と主張しているが、地元の保守・フォーラム議員も口をつぐんでいる。市の環境行政の弱さは東京都と同じだ。