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日本共産党前橋市議会議員 長谷川薫  【年齢 70歳】 現在・6期・携帯・090-1534-5061・自宅~前橋市南橘町15-5・お困りごとや行政への要望などありましたら、お気軽にご連絡下さい。


by hasegawakaoru

前橋市の総合計画は市民の願いに応える計画に!

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12月議会で原案の見直しに全力!

 11月29日から開会する第4回定例議会で来年度から平成39年度までの10年間のまちづくりの第7次総合画が審議されます。長谷川薫議員は「12月5日に代表質問をしますが、議案として提案された計画案を見ると、問題点や不十分な点が多くあり、市長に内容の見直しを強く求めたい」と述べています。同議員が、指摘し見直しを求める主要な点は以下の通りです。

あまりにも抽象的な「理念」と「将来都市像」

まちづくりの基本理念を表す「ビジョン」が「めぶく」、めざす将来都市像が「新しい価値の創造都市・前橋」としていることには同意できません。「めぶく」となったのは、昨年の夏に、ドイツのコンサルタント会社や前橋出身のコピーライター・糸井重里氏が「前橋市には誇るべき特徴が何もない。ゼロからの出発が必要」という主張から出てきたビジョンです。後付けで市当局が「まちの誇りや可能性を磨き育てる」という想いが込められていると説明しています。しかし、終戦間際に、市街地のほとんどが米軍の空襲で焼け落ちた前橋のまちを懸命に復興させた市民の努力に水を差すビジョンです。
前橋に全国に誇れるさしたる特産品がないことや赤城山の観光振興策に成功していないことは、不十分な市政運営の結果です。将来にわたって市民が望んでいるのは「新しい価値の創造」ではなく、少子高齢化や人口減少が予想される中、様々な条件の下で暮らしている市民が、子育てや医療・介護などに不安がなく、健康で安心して暮らし続けられるまちづくりではないでしょうか。

これまでの市政運営の総括が不十分なまま…

これまでの10年間の前橋市政の教訓を明らかにしなければ次期計画は不十分なものとなります。例えば▼増設が進まず、特別養護老人ホームの入所待機者は増え続けています▼中心市街地の賑わいは未だに復活していません▼市営住宅は老朽化し2割・千部屋が空き部屋です▼30人学級は前進せず、いじめも不登校も増え続けています▼耕作放棄の農地が増え続けています▼市役所の正規職員が減り続け全職員の3人に1人が非正規職員です▼戦争の悲惨さや平和の尊さを学び伝えるための平和資料館・郷土資料館もありません▼交通弱者支援の公共交通の改善充実が遅すぎます▼税金滞納者への生活を脅かす過酷な差押えが改善されません▼区画整理事業の同時施行による事業の長期化問題が改善されていません・・・。
地方自治体の最大の責務は「住民福祉の向上」です。市民に「未来への責任を持つ姿勢が大切」などと求め、自らのこれまでの市政運営の問題点を総括しないままでは、いくら美辞麗句を並べた計画も市民の理解は得られません。
by hasegawakaoru | 2017-12-20 22:03 | 市議会活動報告