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日本共産党前橋市議会議員 長谷川薫  【年齢 70歳】 現在・6期・携帯・090-1534-5061・自宅~前橋市南橘町15-5・お困りごとや行政への要望などありましたら、お気軽にご連絡下さい。


by hasegawakaoru

中心市街地活性化のための過大な税金投入は慎重に!

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中心街・千代田町2丁目8番街区周辺の再開発が動き出す

前橋市の中心市街地に位置する千代田町2丁目の4番街区(スズランスポーツ館など)、8番街区(市営中央駐車場など)で、市当局が民間による再開発に向けて地権者らと協議を始めました。市は中心市街地のにぎわい創出を図るため、商業・オフィス施設の誘致をめざそうとしています。

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 しかし、このエリアはこれまでに官民の再開発構想(ワシントンホテルなど)がたびたび浮上しましたが、景気低迷などで実現せず、大型施設に限定した都市計画が2013年に廃止された経緯があります。
市は地権者として参画し、今年度中にも開発事業者を選定したい考えです。急速な人口減少に対応するためコンパクトシティーをめざすと言いながら、景気の好転など環境が整ったと判断して改めて中心街の再開発を進めようとしています。
市は議会に対して「地権者の合意を慎重に得た上で事業者を選定し、事業化に向けた再度の都市計画決定をめざす」と説明していますが、これまでの経緯から議会でも慎重意見が出されています。

大型商業施設を規制しなければ、中心街の活性化は成功しない

 
 市当局は中心街の賑わいを取り戻すといいながら、ベイシアモールなどが整備された南部拠点地区開発をはじめ、ダイハツ跡地のけやきウォーク、小屋原町のガーデン前橋、新前橋町の東芝跡地のフレッセイ、岩神町の前工跡地(市有地)のベイシアなどを次々と誘導してきました。党市議団は、『大型商業施設の出店は中心商店街だけでなく、周辺商店街の衰退も加速させるので、市条例で大型店の出店規制をすべき。少なくとも市有地への出店を誘導すべきではない』と主張してきましたが、歴代市長は無視して大型店を次々と誘致してきました。
 今、高齢者などは近所に商店がなくなり、バスやタクシーを使わなければ買い物もできなくなりました。中心街に中央公民館・元気21や美術館を整備し、萩原朔太郎の生家を敷島公園から移設しましたが、イベントの時以外は相変わらず賑わいは取り戻せず、長年頑張ってきた商店の閉店が続いています。今、市当局は再民間事業者の出資も期待しながら8番街や4番街区を再開発しようとしていますが、これまでの大型店誘導のまちづくり方針を十分反省しなければ、中心街の活性化には結びつかないのではないでしょうか。
 また、100億円以上もかける新『道の駅』やJR前橋駅前の26階建ての高層マンション、日赤病院跡地の再開発などに多額の税金を投入しながら、さらに8番街の再開発を進めることに市民合意は得られません。人口減少と高齢化が進み、市内労働者の4割が非正規という現状では、交通弱者支援の公共交通の充実や医療・介護の負担解消、学校給食費の無料化など子育てや高齢者支援策を優先すべきです。
by hasegawakaoru | 2018-07-18 17:06 | 市議会活動報告