高齢者の老後の暮らしを支える政治に!
2018年 09月 12日

高齢者にもっと優しい政治を!
高齢者が骨折したり脳出血などで入院しても、急性期の治療が終わり回復期になるとすぐに病院から退院を迫られる。医療費を減らす国の病床削減方針によるものなので、なにも病院が悪い訳ではない。おそらく医師や看護師やリハビリの専門家は、もっと時間をかけて病院で治療をしてあげたいと内心は感じていると思う。家族は「病気が治ったので良かった」と喜んだ途端に、退院後の介護施設などを探さなければならない。リハビリを受けられる老人保健施設だ。しかし、運よく入所できても3カ月すると退所を求められる。自宅に戻れれば良いが、多くの高齢者の家族は、また次の施設を探す苦労を余儀なくされる。
24時間の介護が保障されて費用も比較的安い特別養護老人ホームを探すが、どこも満床で市内では1000人もの高齢者が待たされている。結局、1カ月15~25万円もする有料老人ホームに入らざるを得ない。低所得世帯はとても入れない。
長い間、会社勤めをしたり、農業を続け、社会に貢献してきた高齢者を、こんなに高齢者を苦しめる政治でいいはずはない。高齢者福祉施策を見れば、その国全体の政治のレベルや姿勢が分かるといわれている。経済大国の日本の政治は本当に弱者切り捨てでも先進国だ。情けない。
力を合わせて政治を変えなければ!と痛感する。