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日本共産党前橋市議会議員 長谷川薫  【年齢 70歳】 現在・6期・携帯・090-1534-5061・自宅~前橋市南橘町15-5・お困りごとや行政への要望などありましたら、お気軽にご連絡下さい。


by hasegawakaoru

前橋市は大型公共事業の同時施行をやめよ

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JR前橋駅北口26階建て再開発ビル、日赤病院跡地CCRC生涯活躍のまち、中心市街地大規模再開発、7㌶新「道の駅」整備・・・

 共産党市議団は開催中の12月議会で、「これまでの市街地を拡大する街づくり方針を改め、コンパクトな街づくりを進めると言いながら、大型公共事業を同時多発的に推進しようとしていることは問題。少子高齢化が進み市財政も苦しくなる中でこのような施策を進めれば、市民の願いである高齢者福祉や子育て支援策が犠牲になる」と指摘し、市政方針を改めるよう求めました。

民間主導の大型事業に多額の税金を投入して推進

 市長はこれらの事業は主に民間企業が担うので市の財政負担はそれほど多くないと言っていますが、日赤跡地の生涯活躍のまちづくりは、病院建物の解体費用を前橋市が10億円も支出を予定しています。 JR前橋駅北口26階建てビル建設にも数億円、関根町の上武道路沿線の新道の駅も建設費と15年間の維持管理費で90億円、中心市街地・千代田町の再開発事業は数百億円もの巨大事業になりかねません。どれも全市民的な要望に基づく事業ではなく、限られた地権者の開発要求に応えるものになっています。市財政が苦しいので、公共施設の統廃合が必要と強調し、防犯灯整備や市営住宅の修繕は難しいと抑制し、市民課窓口や市斎場の収骨などを民間委託する等、市民サービスに背を向け、市職員減らし中心の行財政改革を推進しながら数年にわたる同時多発的な大型公共事業には大盤振る舞いの前橋市の行政運営は許せません。12月議会でのこのようなわが党の主張に、山本市長はまともに向き合おうとしていません。

新道の駅の整備運営計画に基づく契約議案に「反対」を表明

 共産党市議団は12月議会で、上武道路の沿線・関根田口地区に2021年の完成をめざしている新道の駅の整備に向けての前橋市と運営事業者との契約議案に反対を表明しました。
 共産党市議団は上武道路沿線への道の駅整備に反対しているのではありません。当初から市民や関係者の意見を十分聴取するとともに、市内で運営している既存の3カ所の道の駅の事業と共存できる配慮を求めるとともに、何よりも市の観光振興や農業振興に役立てるとともに、本市の現在の財政状況を慎重に検討した上で、身の丈に合った適切な規模の道の駅の整備にとどめるべきと一貫して提言してきました。
前橋市は大型公共事業の同時施行をやめよ_e0260114_19535258.png ところが、示された整備運営計画は、野菜の安定供給方針も示されず文字通り運営事業者に丸投げのずさんな計画になっています。新設道の駅の計画面積は7㌶(けやきウォークは約9㌶)・駐車場600台は規模があまりにも過大です。㈱ヤマトを中心とする運営事業者に9億7千万円の資金提供を求めるだけで、国と市の負担分や道路整備費、完成後の運営費を合わせると94億円にものぼる大規模大型事業です。わが党が今年の11月に視察した人口38万人の中核市・愛知県岡崎市の道の駅「藤川宿」は、平成24年に国道1号線にオープン。総面積1・36㌶、駐車場102台、年間来場者数は160万人から120万人、指定管理者の正規従業員は8人、年間約6億円を売り上げています。整備費用は19億円で、国が11億円、市の負担は約8億円です。
 今議会でわが党は、本市も財政状況を勘案しながら、岡崎市のように身の丈に合った施設規模にして、安定的に運営できる施設に見直すべきと提起しましたが、当局は『必要な規模だ』と答弁し、検討する意向を示しませんでした。
by hasegawakaoru | 2018-12-12 19:54 | 市議会活動報告