山本市長の倉嶋副市長解職の理由説明に説得力なし
2019年 02月 10日
山本市長が昨年の12月31日付で任期途中の倉嶋副市長を突然解職した(辞めさせた)問題で、市長に再度の説明を求める前橋市議会の各派代表者会議が、5日に開かれました。
市街地再開事業で倉嶋氏が独走と説明
市長は、担当部者に聞き取り調査をした結果、『倉嶋副市長が千代田町4番・8番街区の市街地再開発事業をめぐって、ていねいな報告と市長の最終判断を仰ぐ必要があるが、市の最高意思決定機関である庁議において十分な説明が行われず、市民や議会への理解を求める努力を怠った。事業の進行を急ぐあまり、公平性を保つための公募などの議論が不十分なまま進行し、多数の事業者の応募が難しい状況が生じた』と説明し、倉嶋氏をやめさせたことの正当性を強調しました。
共産党市議団~『副市長の解職理由は独善、引き続き事実解明を要求』
私は「共産党市議団は前橋市の公共事業については、市民要望を十分聞き取らず日赤跡地のCCRCや事業や道の駅や前橋駅前の再開発事業などの同時施行や規模が大きすぎるなどの問題点を指摘してきた。しかし、今回の中心市街地の再開発事業については倉嶋副市長が、事前に市内業者への発注の可能性や建設するビルの建設単価や保留床の売却価格などを事前に調査したうえで公募を開始したことは問題があったとは言えないのではないか。市長が根拠もなく特定の事業者との関係に疑念があるなどと議会に説明したことは問題であり、倉嶋氏の名誉を著しく傷つけた。市長の独善的姿勢は問題」と指摘し、今後さらに都市計画部長や市街地整備課長などへの事情聴取を求めました。