政府は、県民投票結果を直視し「辺野古埋め立て「」の即時中止を
2019年 03月 07日

「米軍新基地反対」が沖縄県民の大多数の意思
多くの困難を乗り越えて24日に投票が行われた沖縄の県民投票の結果は、米軍の辺野古埋め立て反対の明確な民意を示すものとなりました。反対票は43万4千票・得票率70%で、玉城知事が獲得した39万票を超え、県内41市町村すべてで反対票が大幅に上回りました。
この結果は、沖縄の民主主義、地方自治の勝利であり、沖縄県民の歴史的な勝利です。安倍政権は、県民投票に示された沖縄県民の民意を重く受け止め、辺野古新基地建設のための埋め立てをただちに中止すべきです。 普天間基地は、「辺野古移設」という「条件付き」では、永久に返ってきません。無条件での撤去を求め、米国と交渉すべきです。
安倍首相は県民に寄り添うと言うが・・・
安倍首相は口を開けば「沖縄県民の心に寄り添う」と言いますが、「県民投票の結果にかかわらず工事は続ける」と強権的な姿勢を示しています。しかも、大浦湾側の埋め立て予定地のマヨネーズ状の軟弱地盤は、海面から90㍍に達し、地盤改良のために7万本以上の杭を打つ必要があり、技術的にも不可能です。玉城知事は、環境破壊にもつながる基地建設工事そのものを許さない断固たる決意を示しています。
世界一危険な普天間基地は無条件撤去を
日米両国政府が米軍普天間基地の返還を合意してすでに23年。いまだに実現していないのは、代替地を沖縄県内に求めてきたからです。日本共産党は、辺野古新基地はきっぱり中止し、普天間基地の無条件撤去を求めてアメリカ政府と交渉すべきと強く求めています。
