命と暮らしを守る防災行政・交通弱者支援の公共交通の充実を!
2019年 09月 19日
9月18日(水)に開かれる総務常任委員会で、防災行政(豪雨災害への対応)、税収納行政(行き過ぎた差押えの改善)、高齢者など交通弱者支援の公共交通の充実、市の非正規職員の処遇改善などを質問します。傍聴にぜひお出かけください。
自然災害から市民の命と財産を守る対策の充実を
いま、毎年のように全国各地で台風や豪雨、地震が発生し、そのたびに甚大な被害に見舞われています。地球温暖化による異常気象が深まっているだけに、いつ前橋が災害に見舞われるか分かりません。豪雨災害時の避難情報の伝達や高齢者など要援護者の確実な避難、避難所の周知と食料やトイレなどの災害備蓄の充実、大規模な洪水が発生した場合の救助体制などを質問します。
国保税等の滞納者への生活を脅かす差押え・滞納整理の改善を
前橋市は、生活に困窮して国保税や市税を滞納した市民に対して、暮らしや営業の実態を十分把握しないまま、滞納税の一括納付を求めたり、暮らしが成り立たなくなるほどの分割納付額を求めています。その上、給与や年金が振り込まれた預金口座を突然差し押さえるなど、他の自治体と比べても強権的な税金の取り立て、滞納整理を続けています。
昨年の1月に、前橋地裁は「市が税金を滞納している市民の給与が振り込まれた郵便貯金口座を狙い撃ちにして差押えたことは、脱法的な差押え処分であり違法」「差押えた12万6226円と慰謝料5万5千円を支払え」と判決。前橋市の行き過ぎた収納行政を断罪しました。私は「税金を滞納した市民の暮らしに寄り添い、自主納付できる生活再建を支援するべき」と主張し、税収納行政の改善を求めます。
高齢者など交通弱者支援の公共交通の改善を
共産党市議団は繰り返し市民要望の強い高齢者などが安心して通院や買い物ができるようバス公共交通施策の充実改善を強く求めてきました。
しかし、市当局はバスの無人運転の社会実験やマイタクへのマイナンバーカード利用などを進めて市民要望に十分応えようとしていません。私は、南橘や芳賀地区などへの100円で乗れるマイバス路線の増設、マイタクの長距離利用者への負担軽減、ふるさと・るんるんバスなど停留所方式のデマンド交通を自宅から目的地まで行ける方式への転換などを求めます。
市の非常勤職員の待遇改善を
前橋市は行財政改革を強調し、すでに、市斎場・市民課証明書交付窓口・水道局・図書館・市営住宅管理市の業務の民間委託を進め官製ワーキングプアーを増やしています。
さらに正規職員削減を進めた結果、市職員の4人に一人、約650人が嘱託や臨時職員です。(正規職員と退職後の再任用職員は2781人) 私は、来年4月からは、非正規職員は会計年度任用職員制度に移行しますが、期末手当や退職金、育児や出産休暇を保障し、非正規職員を正規職員にする処遇改善を求めます。福祉や教育など市民サービスの質・量を向上させるためには、職員の労働条件の改善が急務です。