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日本共産党前橋市議会議員 長谷川薫  【年齢 70歳】 現在・6期・携帯・090-1534-5061・自宅~前橋市南橘町15-5・お困りごとや行政への要望などありましたら、お気軽にご連絡下さい。


by hasegawakaoru

高齢者や免許返納者など交通弱者支援の公共交通の充実を!

マイタクの充実を 

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3年前から運行が開始されたタクシー運賃助成制度・マイタクは、登録者が約2万5千人。1日当たりの利用者は650人、年間22万人に達しています。年間予算は2億1千万円です。

利用者の約6割が病気治療の通院のために使っています。ところが、市の運賃援助額の上限が千円までのため、長距離の利用となると片道でも数千円もの自己負担となるため、誰もが気軽に利用できないとい問題があります。

マイタクの長距離利用者への援助額の増額を

党市議団は「足腰が弱くなった高齢者が、かかりつけの近所の病院から群大病院や日赤病院などの基幹病院での治療や検査を紹介されれば、バスなどで乗り継ぎしながら時間をかけて通院することは困難です。家族などの援助が受けられなければマイタクを利用しなければ通院できません。ところがタクシー料金が片道で数千円もかかり、病院の窓口で支払う医療費よりも負担が重くなっています。病気で通院の高齢者が長距離を利用する場合は、マイタクの支援上限を、例えば運賃の半額まで引き上げるなどの支援策を考えるべき」と提起しています。

市当局は「財政が苦しいので現状維持も難しい。マイタクで最寄りの路線バスの停留所まで行ってバスで病院まで行ってほしい。その乗換案内(マース)をスマートフォンでできるようにする」と述べて、現状以上の運賃助成を考えていません。高齢者の利用は簡単ではありません。

さらに市当局は、個人情報の漏洩が心配されるマイナンバーカードによるマイタク利用の拡大しに躍起になっています。


デマンド相乗りバス(るんるんバス・ふるさとバス)の運行改善を

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旧勢多郡で運行しているデマンドバスも改善が必要です。党市議団は「坂道の多い旧勢多郡町村地域を運行している電話呼び出し方式のデマンドバスを、停留所方式から自宅玄関まで送迎するドアツードア方式に転換すべき。富士見地区を運行している『るんるんバス』を芳賀や南橘地区にも運行区域を拡げ、大胡・粕川・宮城地区を運行している『ふるさとバス』を荻窪地区などに拡げるべき」と提起しています。 

また、「これらのデマンドバスを運行区域外の病院などにも直行できるようにすべき」と求めています。
 市当局は「運行効率が悪くなる」などと述べて市民の改善要望には消極的です。

交通不便地域にマイバス路線の増設を

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さらに党市議団は「荒牧町や田口町、上下細井町などの住民は、国道17号や赤城県道や石井県道まで出なければバス停留所がない。路線バスが運行していない地域を東西に循環して、公民館や病院、スーパーなどに行けるようにしてほしい。100円で誰でも乗れる循環マイバスは、1路線を年間2千万円程度で維持できる。ぜひ増設すべき」と求めました。

市当局は「市内中心部の都心幹線の整備や路線バスの定時制の確保などを進める。マイバスは全体の見直しを検討する」と述べ、新規路線の増設には消極的です。

公共交通は福祉政策

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党市議団は「高齢者の外出を保証する公共交通施策は福祉政策。施策を充実すれば医療や介護の支出が減り、高齢者の暮らしを支える。予算を増やして支援策を充実すべき」と市の消極姿勢をただしています。


by hasegawakaoru | 2019-12-01 19:43