野党連合政権の実現を!
2020年 09月 06日
安倍首相が突然の辞任を表明しました。7年8カ月の安倍自公政権と決別して、いよいよ新しい政治に転換するときです。
安倍政権は、アメリカと海外で戦争する集団的自衛権の行使を容認する安保法制=戦争法を制定し、特定秘密保護法、共謀罪などの国民監視の違憲立法を次々と強行しました。
そして2度にわたる消費税増税を強行し国民生活を脅かし格差と貧困を大きく広げました。
沖縄では県民の民意を踏みにじって名護市辺野古への米軍新基地建設を強行しています。
また、領土問題でも人権問題でもロシアや中国に対して屈従外交を続けてきました。
そして平和を願う国民の意思を無視して憲法9条改憲に執念を燃やしました。コロナ感染の対応でも、アベノマスクの配布やゴーツ―キャンペーンで迷走続けました。
辞任表明はこうした政治の深刻な行き詰まりの結果です。
国政の私物化・疑惑解明は国政の責任
森友・加計学園問題では政府統計や公文書の改ざん、虚偽答弁が繰り返され、国政がゆがめられ、政治への信頼が大きく損なわれてきました。桜を見る会の疑惑でも国政の私物化は明らかであり、辞任で幕引きにすることはできません。疑惑解明は党派を超えた国会の責任です。共産党は、引き続き徹底的に追及してまいります。
野党共闘を前進させよう
自民党内の政権のたらい回しでは、国民の苦難を解決することはできません。
立憲主義、民主主義の回復、国民の暮らし応援を第一に掲げ、多様性を尊重し個人の尊厳を守り抜く政治を実現するなどの安倍政治に代わる選択肢を、野党として責任を持って示す時です。野党連合政権を実現するために全力を尽くします。どうぞ、ご支援を!