豚熱殺処分豚の埋却地周辺の住民被害の対策と補償を!
2021年 05月 30日
豚熱感染で殺処分した豚の埋却地
周辺住民への見舞金支給と環境保全対策を
豚熱感染防止対策費として1億円の補正予算が計上されました。しかし、4月に市内で発生した豚熱によって殺処分した1万頭の豚を埋却した市内柏倉町の当該土地の周辺に居住する住民への見舞金などの予算化が一切計上されていません。
近隣住民の暮らしの不安は深刻
近隣住民からは、「消毒用の石灰が覆土した土とともに周辺に飛散して、洗濯物や自動車が真っ白になる。畑に野菜の植え付けもできない。埋却した豚の腐敗発酵による悪臭発生も心配。アレルギー疾患の子どものために転居してきたのに、再び転居も考えなければなければならない。150メートルの深さの飲料用の井戸を使っているが、地下水の汚染も心配。隣接して流れている大穴川の周辺は土砂災害危険区域でもあるので、集中豪時などは殺処分した豚を詰めたフレコンバッグが流出する危険もあるのではないか。立ち入り禁止の柵だけではなくコンクリート擁壁の設置も必要」と悪臭対策や生活支援策を強く求めています。
私は「家畜伝染病予防法に基づいて殺処分を実施した県当局だけの対応にゆだねずに、市民の生活不安や健康不安に直ちに対応することが前橋市にも求められている。防疫対策やイノシシの駆除は重要であるが、県と連携し住民要望に基づく十分な対策と住民への見舞金を早期支給すべき」と強く求めました。
(上の写真・埋却地の現地調査24日)