デジタル化社会と言うが・・・
2021年 08月 15日

最新のデジタル技術は、市民福祉の向上のために利活用を
私自身も、議員になった20数年前は、分厚い議事録や条例を読み、質問原稿づくりも鉛筆と消しゴムで仕上げていたが、年を追うごとにデジタル化が進みワープロとなり今ではパソコンになった。
全国の自治体の先進的な取り組みも、インターネットで瞬時に検索して把握することができるようになった。携帯電話も進化を続け、スマートフォンはコンピューター機能まで付いている。確かにデジタル化による利便性は実感するが、その一方で、IT情報技術に弱い高齢者など住民を行政サービスから排除したり、いくら非識別加工をしても個人情報を勝手に流出させるようなことがあってはならないと思う。
国民監視や社会保障給付の抑制や税金徴収を進めるために国民に背番号を付けたマイナンバー制度も警戒が必要だ、任所得を建前としながら、カードを持たない人は行政サービスから排除する動きも強まっている。前橋市は、タクシー運賃助成制度のマイタク利用をマイナンバーカードを持たない高齢者には利用させないとか、行政の申請はデジタル化を進めて来庁を減らして市の窓口の職員体制を弱めるなどといっているが、このようなデジタル化の市の方針は、デジタル化の悪用だ。しっかりチェックしたい。