新型コロナ・ワクチン、迅速な3回目の追加接種を!
2021年 12月 20日

感染力の強いコロナウイルスの変異種オミクロン株の感染拡大が懸念されています。太田市では工場内の集団感染も確認されています。党市議団は12月議会で第6波に備えた対策の強化を市当局に求めました。
3回目のワクチン接種を確実に
「ワクチン接種から時間が経過している人や基礎疾患がある人、高齢者はワクチンの効果が減退し感染リスクが高まります。3回目の接種を確実に進めるべき」と求めました。
健康部長は「2回目の接種を完了してから、8か月以上経過した18歳以上のすべての方を対象に、全額公費負担で追加接種(3回目接種)を順次実施する。接種券は8か月後の前月下旬までに市が発送するので、これまでのように最寄りのクリニックなどに予約して接種してほしい」と答弁しました。
広く無料のPCR検査の実施を
「政府や群馬県は、感染拡大の状況によっては無料でPCR検査や抗体検査を実施する検討をしている。感染リスクが高い医療機関や高齢者施設、感染不安がある人を対象に広く検査を実施すべき」と求めました。健康部長は「今後の国の動向を見守る」という答弁にとどまり、感染拡大防止の決め手である積極的な検査実施の姿勢は示しませんでした。
医療機関への市の独自支援を
「市内の医療機関は昨年春から、発熱した患者の診察やPCR検査の実施、ワクチン接種など、献身的なコロナ感染防止に向けての医療提供の努力を続けている。ところが、ほとんどの医療機関が患者の受診抑制による減収や感染防止の施設整備や医療資機材の支出増などで経営が悪化している。看護師などの人材確保のためにも、医療機関への市独自の財政支援を決断すべき」と求めました。
健康部長は「マスクなどの医療資材の支援は続ける。財政支援は国の動向を見守りたい」と答え、これまで通り、消極的な姿勢を変えませんでした。